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元気じゃなくても
みなさんは「どんな自分も好き」ですか?
「好き」とまでは行かなくても
「どんな自分も自分」だと、受け入れてますか?
僕は「元気じゃない自分」が嫌いで、
「元気じゃない自分」を出せずに苦しんでいました。
今回は、苦しんでいた僕と、僕を助けた友人との話。
1.きっかけ
僕はかなり明るい人。それはそれはもう眩しい太陽(キラーン)。
明るくポジティブなのは自分らしい形だけど、時としてそれが自分らしくない時がある。
それはネガティブになりたい時。
例えば身体的に、精神的に疲れた時とか。
ここ1カ月くらい、本当に忙しくて、めちゃくちゃ疲れてた。
そんなに疲れていても、「疲れた」「しんどい」「休みたい」という自分の声が聞こえず、走り続けていた。
何故なら、僕が「元気でいないといけない」という思いこみを持っていて、元気じゃない自分を許せなかったから。
疲れてるよ。休みなよ。
元気でいないと。明るくいないと。
そうやって心の声を無視し続けた結果、体調が崩れた。
「あ、俺って疲れるかも」その時初めて気づく。
その時のジャーナリングは以下。
(読み飛ばしても大丈夫です)
疲れてる。それもあまり自信がない。
そして、今もなお、やりたいからってどんどん予定を入れる。やりたいもん。
でも感情が置いてけぼりなのかも。
休みたいって言ってるのかも。
その声は聞こえないんだよね。
「疲れた」って本当は言いたかった。でも気付けなかった。
ごめん。でもやらなかったら、行かなかったら後悔する事ばかりだったんだよ。仕方ないよ。
今の自分は何を言って欲しいんだろう?
2.アクション
体調が崩れた事で、「精神的にもやばいかも」と思った。
そして、ある友人に助けを求める。
「甘えさせて欲しい。でもどうして欲しいかも分からない。」
友人は「大丈夫?」「ヘルプ出せて凄い!」「良かったら話聞くよ」などと温かい返事をくれた。
友人の勧めで、まずはゆっくり休み、体調を回復させた。
そのあと友人と話すんだけど、そこで自分は「無理なポジティブ禁止」で話す事にした。
今はネガティブでいたいんだよ。きっと。
友人とはご飯を食べながら話す事にした。そこでの会話が衝撃の嵐。
3.衝撃
まず驚いたのは、「今日のじるさん、いつもよりいいね」という言葉。
「え!?なんで!?元気じゃないのに!?」
友人曰く、
「相手が無理に元気だと、自分も気を遣う。だから素の状態のじるさんを見るとリラックスできるんだよ」
「まあ、どっちのじるさんも好きだけど。」
衝撃すぎる。
元気じゃなくてもいいのかー。
次に驚いたのは「元気じゃなくてもいい証」が見つかった事。
友人は「元気じゃなくても魅力的な人を探せばいいんじゃない?」と言ってくれた。
元気じゃなくても魅力的な人が見つかれば、それが「元気じゃなくてもいい証明」になると。なるほど。
そこで大きな発見。
元気じゃなくてもいい証は、あんたじゃ!!!
友人は、いつも無理せず、素直だった。
時に笑い、時に落ち込み、時に涙し。
僕は、そんな友人の事を「自分の感情に素直で、なんて素敵なヤツだ」と心から尊敬していた。
友人の存在自体が、「元気じゃなくてもいい証」だった。
やっぱり、元気じゃなくてもいいのかー。
4.えぴろーぐ
友人との会話を最後に「元気な自分」を演じるのをやめた。
「ニュートラルな自分でいよう」と。
すると、友人を含め、多くの方から
「そのじるさんいいよ」
「いてくれるだけでいいんだよ」
「無理してるじるさんも、無理してないじるさんも好きだよ」
という言葉をもらって、とても驚いた。
やっぱり元気じゃなくてもいいんだ。
何より、ニュートラルな自分が好きだ。
◆
みなさんは「どんな自分も好き」ですか?
好きとまでは行かなくても
「どんな自分も自分」だと、受け入れてますか?
「自分のこんな所が嫌い」
その苦しみを解くきっかけは、意外と身近な人が持ってるかもしれません。
自分の嫌いな所を、好きと言ってくれる人。
自分の嫌いな所を、持ってても素敵な人。
そんな人が
「あなたがあなたを好きになるキッカケ」をくれるかもしれませんね。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
友人へ
苦しい時、迷わず助けに来てくれて嬉しかった。
元気じゃなくても素敵な君が、
「元気じゃない君も好きだよ」と言ってくれた。
それがきっかけで、僕は僕をもっと好きになれたよ。
ありがとう。