【絵本原作】いつか　どこかで　あいましょう！

　動きを止めたポーズの『ぼく』

　ぼくがピタッと動きを止めても、時間はどんどん流れている。

　目を閉じる『ぼく』

　ぼくがしっかり目を閉じても、周りの景色はぐるぐる変わる。

　動きを止めて、目を閉じたままの『ぼく』

　そんなぼくと

　向こうから走ってくる女の子(『キミ』)

　キミとの間にも

　ばったり会った『キミ』と『ぼく』は友達同士。『キミ』は『ぼく』に「何をしているの？」と聞く。

　同じ時間が流れ出す。

『ぼく』の飼っている犬と猫が登場

　シロとミケとぼくの間にも

２匹を抱きしめる『ぼく』

　同じ時間が流れてる。

泣いている男の子

　悲しい気持ちの男の子と

ニコニコしている女の子

　やさしい女の子との間にも

男の子を慰める女の子

　同じ時間が流れてる。

昼間、学校にいる『ぼく』

　昼間のぼくと

まだ真夜中なのでぐっすり眠っているどこかの国の男の子

　別の国にいる『誰か』の間にも、同じ時間が流れてる。

望遠鏡で星の観察をする『ぼく』

　『どこかの星にいる宇宙人のことを考えているぼく』と

　最新の望遠鏡で、地球を観察している宇宙人の男の子

『地球人とトモダチになりたいと思っている宇宙人の子』との間にも

　モニターに『ぼく』の顔が映る

　いつか同じ時間が流れるといいな。

　この世界のどこかにいる　まだ会ったことのないあなたへ

　いつか　どこかで　あいましょう。

　そう、きっと　いつか　どこかで

宇宙人と握手をする未来の『ぼく』