見出し画像

月刊コグマ#12 ワンドのエース

寒くなってきまして。

今年の授業も終わりに差し掛かってきています。

今週(18日)からの授業で今年は最後なんですって。

12月もいつも通り特に予定は無し。
何ならクリスマスイブはバイトですよバイト。

もっと言えば大晦日もバイトですよ。

紅白見るの楽しみにしてたんだけどなぁ。

皆さんはどうですか?何か予定、ありますか?
イチャコラしてるお兄さんお姉さんもいるんじゃないですか?

羨ましいぞ!!


マフラー

もうすぐクリスマス。
今日はちょうど一週間前である。

今の大学生活、プレゼントが渡し合うほど仲の良い関係の人はいないので、もらえることもないだろう。

まぁ、欲しくないといったら嘘だ。

女の子にもらったプレゼント程嬉しいものは無いだろう。

今回はそんなプレゼントにまつわるお話をしようと思う。

そもそも、渡すプレゼントの種類によっては、意味が込められているものがあるとかなんとか。
そんなことを知ったのは、確か中学校の頃だった。

やっぱり僕たちはませていて、
「月がきれいですね」って言ったら「愛してます」って意味なんだぜ~なんて話にキャッキャッしてたお年頃だ。

そんな時期に、渡されるものに意味があるなんて聞いたら、少し意識してしまうのも無理はないだろう。

クリスマスの近づいてきたある日、友人と話していると、
そいつは女の子に「放課後に○○に来てもらってもいいかな?」と
何とも典型的な呼び出しをされていた。

その時点でも羨ましいのだが、その女の子と彼は近所に住んでいるらしいので、まぁ、そんな関係でも無理は無い。

明日、どんな話だったのか良ければ教えてくれよと約束し、その日は自分も部活へと向かった。

翌日。
そいつが学校に来たので、席に向かうと昨日まではつけていなかったマフラーをしていた。

正直、もらったんだなということは分かっていたが、正面切って言うのは癪だったので、とりあえず純粋を装って聞いてみることにする。

「あれ?そのマフラーどうしたの?去年も付けてたっけ?」

するとアイツは少しのろけたような声で、
「昨日、もらった。○○(女の子)に。」
と、言ってきた。

うーん、どういたぶってくれようか。

とにかく羨ましい。クリスマス近くにそうやってプレゼントもらえるのは羨ましいぞ。
それに、そういえばマフラーって何か意味があったよな?
その、恋愛的ななにか理由が。

アイツは他に何も言わなかったが、もしかしたら付き合ったんじゃないか?

家に帰ってから、マフラーの意味を調べてみると
なんと「あなたに首ったけ」だとか。

大好きじゃないか。

そんなつもりは無いにせよ、告白の意味も合わせてのプレゼントだろうということは明確だ。

結局、そのまた翌日聞いてみると、
やはり付き合い始めていたらしい。

まぁそうなるだろうという関係性だったし、何もおかしなことは無い。
無いが、羨ましいぞ。

そんなことを聞いてから、自分もプレゼントにマフラーやら手袋やらを貰うことに憧れてしまった。

この寒い冬を過ごすのに、
女の子から貰ったものを身に付けたらもう、快適も快適なんだろうなぁ!
それも、気持ちのこもったさぁ!

それまでは、僕はマフラーをすることは無いだろう。
手袋はするけど。寒いし。

マフラーって、首にチクチクするじゃん?
それがあんまり好きじゃないんだよなぁ…

だから、貰ったときしか着けないと思う。

でもそうなると首が寒いんだよなぁ…
誰かくれないかなー??

今年も心の中で少し、
そう願って冬を終える気がする。
今、こうやって書いているときだって、少し願ってたりするんだから。

いつか貰えたらいいな、と。



表現

親が弟の担任の先生と二者面談をした時に、
「(弟)くんは自分の気持ちを文字にして表したり、言葉で表現したりするのが苦手ですね。」
と言われた、
という話を聞いた。

小学生や中学生の頃は毎年のようにあった、この三者/二者 面談。
これを体験した人達は理解できると思うが、
とてつもなくめんどくさいのだ。

よくあるような
めんどくさいのベクトルとはまたひと味違っためんどくささがある。

まず、
①よそ行きの顔や声をした親を横で感じなければならない。

これは三者面談に限った話ではあるが、聞いていて途轍もなく苦痛なのだ。

うわぁ、こんな声で話すんだぁ とか
なんか普段と違いすぎて気持ち悪いな とか

思うことも山ほどある。

つぎに、
②言わなくても良いことを言う

これはもう当たり前というか恒例ではあるのだが、あの人らは言ってしまうらしい。

そのせいで、先生に知られたくないことを知られてしまった~なんてこともいくつもある。

そしてさいごに、
③家(帰り道)で始まる反省会

○○って言ってたけど、本当なの?
とか、
この成績は本当によくないよ。
やっぱり塾に行かせようか。
とか。

突っ込まなくて良いところまで突っ込んで、
こっちのやりたくない解決策まで持ってくる。

だからこの、二者/三者 面談は僕は嫌いだ。

話しは大きく変わるが、
自分は弟のこの話を聞いたとき、
この月刊コグマのことを思い出した。

この月刊は、それこそ
僕のそのとき感じたことや今思っていることを言葉として表している。

いろんな人の小説やエッセイに対する憧れを抱いてこの文を毎回書き上げているので、
どうしても望んでいるようなことを書くことはできず、消化不十分な気分になっているのだが、それは置いておこう。

この月刊を始めた理由は今までにいくつも語ってきたのでここで語るつもりはないが、
今はまだ、辞めるつもりもない。

結局はトレーニングだと思う。
するべきなんじゃないか。
こうやって 表現をしてみる というトレーニングを。

インプットしたら、その分アウトプットしなきゃ心地も悪いし。
それだけ表現の幅も広がっていると思う。

それこそ、9月号で語ったように、
ある一つのものから影響を受けて、創作意欲が湧くとか、それで良いと思う。

まぁ、それを弟に強要させるつもりもないが。

まぁ、苦手ものは苦手で良いんじゃないかな。
まだ彼は小学6年生なんだし。
これからも経験は積み重なっていくだろう。

そこで学ぶはずだ、こういう表現が一番伝わりやすいんだ!って。

今思ったのだが、小学生から中学生のランクアップの感じやばくないか?
一気に求められる感性が広がるというか増えている気がする。

年齢が上がるっていうのは当たり前の事なんだけど、それで一気に僕たちを見る周りの目が変わるっていうのは、案外きついものがあるよな。

たぶん、今まで悩んでいたような「大人らしさ」もこの求められるものを気にしているからなんだろう。

大きくなっていくにつれて表現の幅も広がっていくし、求められるものも増えていく。

このnoteで細々とやってるこの僕も、いち表現者なわけだし、しっかりと意識して、気持ちを文字として表現できるように、楽しんで頑張らなくっちゃな。

それじゃあまずは、25日までにこの月刊を書き終わらなくては。
う~ん。締め切りに追われてるなぁ…



もみの木のいいつたえ

クリスマスの日、
あそこにあるもみの木の下で告白すると、その恋は永遠に続くらしいよ。

いろんな漫画やアニメやゲームやドラマでは、こうやっていわゆる
「いいつたえ」
を中心に話が展開していくものも多い。

実際のこの現実にそんな話があるか、と言われればもちろんそんなことは無いと思う。

もし、そんな言い伝えが溢れていたら、どうなってたんだろうな。

昔住んでいたところは、以前の月刊でも話している通り、思っている以上にはなんでもある場所だった。

神社もあったし、河川敷もあった。
大きい駅もあったし、ちゃんと城もあった。

インフラ的な事で言えば、スーパーマーケットだって覚えている限りでも近くに4つはあったし、市役所的な場所もあった。
老人専用ではあったけど病院だって、大きなショッピングモールだってあった。

中学校はその大きなショッピングモールの裏で、そこと協力して防災関連のイベントを一緒にやったり、市役所的なところでは部活で演奏もした。

だからイベント事には困らなかったと思う。

でも、逆に言えば、特別なことが起こりそうな場所は無かったかもしれない。

学校にありそうな大きなもみの木もないし、
町が見渡せる小高い丘も、
小さいころに作った友だちとの秘密基地だってありもしない。

2人きりで花火が観られる特別なスポットだって僕は知らない。
(というか、2人きりで見たいんだったら、もう帰って家で観てろよと思うのだが、話の面白味がなくなってしまうので、大きな声では言わない)

そういう何かありそうな特別な場所は無いのだ。

もしかしたら、僕が覚えてないだけかもしれないし、そもそも知らない可能性だってある。

でも、もしその場所を僕が知っていたらどうなっていただろう。

以前、小学校・中学校と好きな子がいた話はしたと思うのだが、その子を誘ってそこまで遊びにでも行っていたのだろうか。

でも、それはたぶんないだろうな。

今だからこそ、思うというか分かるのだが、小学校の時から自分はもうめんどくさがりやだったから、自分からよし行こう!とはならなかった気がする。

もし、そんないいつたえがあったとしても。
はなっから信用しないで、そんなの嘘っぱちだろって逆張りして。

恥ずかしい限りだな。

逆に、自分の地域にはそういういいつたえのある場所があるよ~っていう人はいるのかしら。

やっぱりそういうのってロマンがあって少し羨ましい気もする。

たまたま見に行ったら、ちょうど告白してて~みたいなのに遭遇してみたいし。

あ、そうだ。
僕がそういういいつたえの場所を作ればいいんじゃないか?

なんか場所を決めて、そこで告白して成功をして、
その結果を別の人に口伝してもらう。

そうすれば、でっちあげた「いいつたえ」もちゃんとした「言い伝え」になるだろう。

というか、いいつたえって言い伝えって書くし、たぶんあるとしても僕の考えてるようなピンクな思考じゃなくって、もっと土着的な信仰的なものなんだろうなぁ。

ここから先は踏み入っちゃいけないような気がする。

僕が想像しているベタないいつたえって
ときメモみたいな
大きな木の下で告白すれば実るよ!
ってやつなんだけどな。

とりあえず、今はクリスマスシーズンだし、ツリーの真下で我慢しておくか。

ハッピーメリークリスマス。

良い恋が実ることを祈ってるよ。
世の中の片思い中の皆さん。

そして、良い日を過ごしているであろうカップルの皆さん。
ぜひ楽しんでください。

…あ~、あ~、羨ましいな~。



Have fun!

昨日は12月の24日で、バイト先のスーパーも大忙しだった。

バイトの先輩は、そこまで忙しくないよなんて言っていたがそんなのは嘘だ。圧倒的に忙しかったぞ。

クリスマスイブだけど、うちの部門はクリスマスの商品に関してそこまで多くはないし、寿司部さんやベーカリーさんが忙しいんじゃないかな。

なんて聞いていたので、いつも通りの感じでやっていこうと思っていたら、商品が多い多い。

その理由についてなんとなく考えていたのだが、
昨日の値引き中にマネージャーがこんなアナウンスをしていたのを思い出した。

今回のクリスマスイブは去年とは全く違います!
去年は、あるだけ売っていたら商品が少なく、欲しいと考えていたお客様が買えないということも多くありました。

しかし、今年は違います。
寿司もケーキもターキーレッグも今年はたくさん作りました。
去年の反省を生かしまして、今年は大量に売り出しております。

その他いろいろな商品が今日は選びたい放題!
ぜひ、お手に取りください。

やっぱり昨日は明らかに多かった。
土曜日もバイトだったけど、それ以上に商品が出ていた気がする。

以前も話したが、僕は鮮魚部なので、切り身やら近海魚やら刺身やらを取り扱っている。

言ってしまえば、鮮度が重要だ。

それが店の意向と鮮魚部の意向でそぐわない。

店側はもちろん、夜まで、さらに言えば22:00までの営業の内21:00までは商品を残しておいてほしい。
鮮魚部側は、時間がたてばたつほど買っていくお客が減っていくのは明確なので、今日明日で期限切れの商品は早くてもいいから売り切ってほしい。

アルバイトの僕たちは、この2つの意見に挟まれて、右往左往しながら働いていると言っても過言じゃないだろう。

話は昨日のクリスマスイブに戻る。

売り切りたい主任と残したいマネージャー。
その間に挟まれた僕は、どうやって値引いていこうかとっても悩んだ。

やっていることはほとんどパズルとおんなじだ。

ルービックキューブだって解法がある。色をそろえる手順がある。
それと同じで、
どこから優先して値引いていくのか。
これが重要のように感じた。

この商品は人気があるからあとででも大丈夫、だとか。
逆に、この商品はいつもぎりぎりまで残ってるから早めにやってみようか、だとか。

この仕事はパズルであるのと同時に実験であるようにも感じる。

今日はここの場所を、どれくらい値引いてみよう。
〇曜日はこれくらいの減りだけど、▽曜日はまた違うかもしれない。

そんなことを考えながら、可能性を探る実験にも思えてくる。

何事も楽しむことが重要 というのは、高校の時から学んでいたが、改めてバイトをしていてそれを感じた気がする。

今日はクリスマス。12月25日だ。
皆さんは皆さんで各々の楽しみ方があるだろう。

僕はこの月刊や大学の課題に追われているので、そんな嫌な事(笑)総決算と銘打って一気に終わらせてしまおうと目論んでいる。

いずれは大掃除もあるだろうし、30,31日はバイトもあるし。
楽しむために、色々と終わらせて納めなきゃな。



まとめ:ワンドのエース/ゆく年くる年

ワンドのエース

とりあえず、前回も書いたかもしれないが、

今回の9月~12月はテーマとしてスートを取り扱ってきた。

9月のモチーフはスペード
タイトルはS

10月のモチーフはダイヤ
タイトルはTOKI ha KANE nari

11月のモチーフはハート
タイトルはライフサイクル

そして、
12月のモチーフがクラブ
タイトルはワンドのエース

クラブといえばなんだろう?
この12月はそこから始まった。クラブはクローバーからきているのは目に見えてわかるが、だからと言ってそこにつなげる方法が思いつかない。

そこで、トランプを眺めてみると、あのクラブのマークがなんとも木に見えてくるじゃないか。

そこから、12月で木といえばなんだろう?
となり、クリスマスツリーが思いつく。
ツリーといえば針葉樹。もみの木だ。

クリスマスツリーのもみの木ってとてもでかい印象がある。
大きい木といえば、そういえば昔見てた配信のゲームでなんかいいつたえとかあったよな。

あぁ、そうだ。ときめきメモリアル だ。
あのゲーム、最後は大きな木の下で告白するんだっけ。
それとも告白されるんだっけ。

そういえば、自分の身の回りでそういうようないいつたえって今まで一回も聞いたことないよな。
もし、あったらどうなってるんだろう?

そんな疑問の元、生まれたのが
もみの木のいいつたえ
である。

思えば冬ってイベント事多いのに、どうしてか恵まれないんだよなぁ。
なんか巷では友達同士でプレゼント交換し合ったり、好きな子にプレゼントあげたりしてるみたいですけど?

僕はそーゆーのどっちももらったことないですし?

僕だってマフラーが欲しいよ。
手袋が欲しいよ。
なんか、「自分で編んだんだ、良かったらもらって?」とか言って渡してくれる人いないかなぁ?

あー、寒いなぁ。

……こういうことをするから、なんか空しくなるんだろうなぁ。

ワンドのエースは
創造力出発点を示す。

僕の始まりはまたここから。
歩みは進んでいくのだろう。

出来ればそこには僕と一緒に隣に歩いてくれる人が欲しい
と思うこともあるが、それは当分先になりそうなので、
今はその欲も含めて月刊の記事を書いていくことにしよう。


ゆく年くる年

まさかもう12月も終盤に差し掛かっているとは。

毎月12月は、この月刊本編と番外編である総集編の2本になっているので、ここでまとめを書くと、あっちで書ける事が減ってしまう。

今の懸念点はそこぐらいだが、気付けばもっとある気がする。

ちょっと生々しい話をしようか。
もうすぐ終わる、行く年の話だ。

最近の月刊はとても落ち込んできている。

いいね をもらえる数は増えているのだが、いかんせん閲覧数が伸びない、どころかそれは去年よりも明らかに低下しているのだ。

総集編のために、自分の月刊を改めて読み直していたのだが、
シリーズ2023は個人的にもそこまで面白くなかった。

個人的には9月の月刊が一番お気に入りなのだが、逆に言えばそれくらいで他はどうしても面白さに欠ける気がする。

かといって以前の月刊も面白かったのか といえば はい とは言えないが、少なくとも今の月刊よりは生き生きと書いていた気がする。

低迷期というのか何なのか。
どうにも話題が思いつかない。

今までの、高校時代では、
日々見て見ぬふりをしていたそのストレスを持って、文字として表現しているのが月刊コグマだった。
この話が書きたい!と思って、書くことが多かった。

けれど最近は、無理やりネタを引っ張り出している感覚があって、
今回で言えば、表現 なんかはそんな気があると思う。

過去に不満はたくさんある。だから、過去の話はカタカタパソコンを動かすことが出来る。
だが、今現在をみてみても特に思いつくことは無い。

それは自分が自分の思い通りに動けている証拠なのか。
それとも、また辛さに見て見ぬふりをして、今が楽しいんだ!って錯覚をしているのか。

分からないことだらけだ。

でも、一つ、自分は成長したな。
と思えることがある。

今年はずっと、自分の良いところってどこだろう という悩みにぶち当たっていた年でもあったのだ。

やさしさ なんて誰にでもある。
自分にしか出来ないこと なんてない。
何か自慢できる才能もない。

逆に他人に迷惑をかけてばっかりで、本当に申し訳ないなぁと思いながら過ごしていた日が多かったように思える。

でもふと思って。
めだかボックスのキャラに球磨川禊って言うヤツがいるのだが、そいつの言っていたセリフが妙にしっくりきた。

僕たち過負荷の誇れることは、負けから逃げないってことだ(意訳)

この言葉は大分心の支えになってくれていたように感じる。

負けから逃げないこと。
それが自分の良いところ。

そう思ってからは、少し心に余裕が生まれた気もする。

別に負けたっていいんだ。一番ダメなのは負けから目を背けることで、逃げて逃げて逃げまくったって、何にもいいことなんてないんだから。
だったらしっかりと受け止めて向き合って、逃げないでいてみよう。

そう思えるようになった。

だから、実りある年になったようにも感じるのだ。

さぁくる年。
ここからどうなるのだろうか。

また関わる人間関係も変わるだろう。
もしかしたら、今まで離れていた人とまたつながるかもしれない。

未来なんてどうなるか分からないんだし、
今思いを馳せて、楽しみに待って居よう。
勘違いじゃない楽しみを持って。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?