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最低賃金UP!過去最大級。。

みなさんこんにちは!
日本で唯一完成形のバインミーの冷凍販売をしていると自称している激うまバインミーです。
通販もよろしくね。笑

今回は最低賃金が上がることについてお話しさせていただければと思います!

こちらは厚生労働省の地域別最低賃金の全国一覧になります。
ちなみに、産業別の最低賃金のくくりもあるのでご注意くださいね。

最低賃金額上位順
東京都  1163円
神奈川県 1162円
大阪府  1114円
埼玉県  1078円
愛知県  1077円
千葉県  1076円
京都府  1058円

東京都では1163円とのことで、相当上がっているようにおもいますね。
そして神奈川県が高いのも改めてびっくりでした笑

ざっと一覧を見ましたが、だいたい4~5%の上昇率になっているようです。
物価の上昇率は2~3%とのことなので、物価よりも上げ幅が大きいようですね。

時給で換算すると50円ぐらいの上昇になります。

50円の時給上昇をみなさんはどう感じておりますでしょうか。
ぱっと見少ないなと思う人は多いのではないでしょうか。
チリも積もれば、、、って感覚の人も多いと思います。

ですが、これは結構大きな話になると僕は思っております。

時給50円でも、1日8時間労働とすると400円。
月に20日働いたとすると8,000円です。
貰う側としてはそこまで大きくないように感じる数字ですね。

怖いと思うのはここからで、最低賃金が上がるとなると、他の働いている人も同じぐらい昇給しないと不公平感が出てくるところです。
1年目と2年目で同じ給料はもやもやしますからね。
つまり、全体的に5%を目標に昇給していかないといけない雰囲気が出てくるということですね。。笑

具体的な数字を出してみます。

年商1000万円の飲食店があったとします。
飲食店の人件費率はだいたい30%と言われているので、300万円をざっくり給料とします。
今回5%の昇給なので、300万円を5%上昇させると315万円になり、年間15万円の負担が増えることになります。
細かい話をすると、社会保険料も上がる可能性があり、会社と従業員で折半して支払っている構造上、会社負担額も増えることになります。
そうなると15万円以上の負担になる可能性があるというところです。

15万円は年商1000万円の中で、1.5%ですよね。
飲食店の利益率10%が理想と言われている中で1.5%減るのは大きな話だと思いませんでしょうか。

しかもこれが毎年のようにやってくるのです。。

上がっていない年もありますが、だいたい3~5%ぐらいで上昇し続けていますね。
さっきの話でいくと、毎年1%前後の利益減少が起きているという話になりそうです。
この上、物価の上昇もありますので仕入金額も上がっています。

すでに利益の少なかったり、赤字の続く会社であれば大きな死活問題なのは間違いないですね。

それなのに、飲食店で毎年値上げしているお店ってあまり見かけないですよね。
もし利益を増やしていきたいと考えて商品を毎年2%分値上げしていこうとした場合、900円の商品代とすると

1年目 918円
2年目 936円
3年目 955円
4年目 974円
5年目 994円
6年目 1014円

こんな感じで上昇していくことになります。
その後も5年に1回ぐらいで100円の値上げが必要になってきます。

つまり、値上げを何年もしていないお店は、上記の金額分企業努力をしているということになりますね。


そして今回一番言いたかったのは、働いている人がもらうお金の感覚と、会社が支払うお金の感覚に大きな差があるというところです。
会社としては大きな負担だけど、働いている人には少ないお金しか昇給しないという感覚ですね。

僕が新卒で入社した飲食店の会社で店長をしていた時にもよくありましたが、アルバイトに頑張っているからと時給50円の昇給しますと伝えても、あまり金額で喜んでくれる人は少なかったです。
時給アップの評価をしてくれたことは嬉しいが、金額を体感してくれることはほとんどなかったように思います。。

このあたりはどこの会社も同じような悩みを持っていそうですね。
こんなに頑張っているのに給料が少ないし、全然昇給しないとか。

その理由の一つに最低賃金の上昇も影響があることがわかるとちょっと会社にやさしい気持ちになれるかもしれませんね。笑

以上今回は最低賃金額の上昇についてお話しさせていただきました!
また明日もどうぞよろしくお願いいたします!

では!


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