肉食をやめることをやめた話
結論:肉食をやめるのは難しい
菜食主義には種類があります。
ヴィーガン(植物性食品のみを食べる)
ラクト・ベジタリアン(植物性食品と乳製品は食べる)
ラクト・オボ・ベジタリアン(植物性食品と乳製品、卵は食べる)
ペスコ・ベジタリアン(植物性食品と魚、卵、乳製品は食べる)
私はこの一番下のペスコ・ベジタリアンをやったことがありますが、
半年ほどで断念しました。
肉を食べないってよほどの理由がない限り難しいんです。献立的に。
その時のお話を。
ではいきましょう。
はじめに
今回もエピソードトークです。
肉食べない生活するとどうなの?と気になる人、いるかと思います。
世の中にはいろんな記事がありますので、
できればあまり被らないような切り口で書けたらと思ってます。
是非最後までよろしくお願いします。
本編
私は10代の頃、本当にいくら食べても太らない体質だった。お米がとにかく大好きで、部活後の夕飯はどんぶり2杯食べるなんてザラだった。食べてないわけじゃないのに、ずっとガリガリで、もやしみたいだなんて言われたりしていた。食べないからだぞとか、もう少し太い方が健康的でいいぞとかも、飽きるほど言われた。そんなこと言われなくたって痩せたくて痩せているわけじゃないんだからしょうがない。
高校生のとある日、親にこう言われた。
「肉を食らえ!そうすりゃ太る!」
何言ってんだと思ったが、高校生である私に自由はまだない。それ以降、毎昼のお弁当がカルビ弁当に決定した。うらやましいと思う人がいるかもしれないがこれはかなり地獄だ。毎日毎日、来る日も肉。さすがにカルビ限定ではなく、いろんなバリエーションにしてくれてはいたが、メインが牛肉や豚肉であることは毎日変わらない。こちらも意地になって、これで太るならやってやるよと意気込んで、1ヶ月続けてみた。
結果は、±0kgだった。さすがに落ち込んだ。こんなに頑張ったのに…と。ある程度落ち込んだ後に私は悟った。
「太ることに肉って関係ないんだ」(シンプルに飽きた)
それ以降私は肉を食べるのをやめた。食べても太れないし、食べなくても痩せないから関係ない。元々魚派だったこともあるが、散々食べたせいで味が好きではなくなった。食べる必要を感じないから、拒絶した。親は親で、肉を食べれば太る!と決めつけて強制した手前認めざるを得ず、それ以降私の食事から肉が消えた。
ペスコ・ベジタリアンを実際にやってみた感想だが、体調的にはほとんど何の変化も感じなかったと思う。痩せもしなければ疲れやすいとかもない。だから確か半年くらいは何事もなく続けていたし、元から魚と野菜の方が好きなタイプだったので特に苦しくもなくむしろ嬉しいくらいだったと思う。
そんな生活の終わりは突然訪れた。とうとう親が参って、
「お願いだから肉を食べてくれ」
と言ってきたのだ。その理由とは、とにかく献立を考えるのが面倒とのことだった。今考えるとそりゃそうだよなと思う。私には弟もいるから、育ち盛りの息子2人を抱えた家庭の料理なんてメインが肉料理になるのはスタンダードな気がする。ひとり暮らしをするようになって、渋々肉を食べているがそれもあるかないかでかなりバリエーションが変わってくるのが分かる。お母さん、半年間ごめんね。半年間ありがとうね。
極端な食事制限は手間がかかる
よほどの暇人かお金持ちなら肉をやめても特に困らず食生活を送れるだろう。しかし一般的に肉料理は思ったより相当身近にあることに気づいた。これをやめるとなると、想像以上の工夫が必要だったのだ。
でも焼肉は好き
友人に肉は好きじゃないけど焼肉は好きだと話すと不思議がられる。焼肉に行く流れになると気を使われる。でも私は焼肉に行くのは好きなのだ。なぜなら焼肉はエンタメだと思っているからだ。友達と肉を焼いて食べて飲んで話して、決められた時間滞在する。つまり食べ物は好きじゃないけどその空間が好きなのだ。
おしまい
肉食をやめることをやめた話でした。
特に過激な思想があったわけではないので、すんなりやめました。
ひとり暮らしになったんだからやればいいじゃんとも思われそうですが、やってません。あまり好きではないから好んで食べるわけではないが、食べない理由が逆にないからですね。
食事のバリエーションがないのはいいんです。
でも、食事の質が変わるのって気になるタイプだったんですね。
肉が少しでも入っていると、やっぱり旨味みたいなのは全然違ってて。
だから一応料理には入れるようにしていますね。
魚と野菜は変わらず大好きです。
以上です。