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圧倒的主観で平安文学の凄さを語る



結論:1000年ベストセラーが凄くないわけあるか(反語)

賛否両論あるでしょう。
でもこれは圧倒的主観による記事なので進みます。


大前提

私は古文のプロフェッショナルではありませんし、
オタクでもありません。
ただ、高校生の頃古文の面白さに目覚め、
大学では専攻して、ゼミでは源氏物語を研究していた程度の話になります。

多分浅いです。
が、浅いが故に、語れるものもあるのではないでしょうか。



この記事の対象

  • 国語は好き

  • 古文って何がおもろいん?な人

  • 古文の良さ共感できる人いないかな〜な人

全然いなさそうですが自己満足なのでいいんです。
では行きます。



1000年ベストセラー

これは説明する必要あるのかって思っちゃうのですが、
例えば芥川賞などを取った有名な本は毎年出ますよね。
凄く話題になった記憶があるのがピース又吉さんによる『火花』
もう8年も前だそうです。

みなさん今でも読んでいますか?
読む人はいるでしょう。でも読み続けている人はいないですよね。
知らなかった人も多数いると思います。

では『源氏物語』を知らない人はいますか?
学生時代に教科書に載っていたんだから、知っていて当たり前だろう。
じゃあ『火花』は1000年後教科書に載っていそうですか?
そういう話です。



執筆者の今と昔

作家とは職業です。
本を書いて、それを出版することでお金を稼いで、人間が生活する。
現代において、働かずに生きていられる人はなかなかいないでしょう。
では昔の執筆者はどうだったのか。

貴族です。働く必要のない、貴族なんです。
じゃあなんで作品を書いたのか、暇だからです。
暇を潰すために、遊びの一環で書いているんです。
趣味をとことん突き詰めて、洗練させた、遊びの最終地点なんですね。

僕自身、学生時代いくつか趣味をやってきましたが、
どんな趣味にも数人いました。
「ああ、こいつには勝てねえ」
みたいな気持ちにさせてくるすげえヤツが。
そいつがそう思わせてくれたのは今思うと、
学生時代だったから、遊びに集中する力があったのかななんて思います。



貴族は凄い

これは僕が平安時代と限定している理由なのですが、
古典文学を学ぶと当然平安時代以外の文学も扱います。
鎌倉時代、江戸時代等ありますが、
はっきり言って僕の主観ではコイツらは外道です。

ダサいです。
理由は、庶民が書いているからです。
浅はかなんですよ内容が。俗世的すぎます。

具体的に言うと、
道端のホームレスを助けたらそれが仏様でその後幸福が訪れたとか
男が女遊びをしてイェーイwみたいなのとか
深みがない

あと文法が汚いです、ちゃんと勉強をしていない。
所詮は貴族の真似事です。

『源氏物語』もヤリチンストーリーではありますが、
歌の読み合いや内面の移り変わりを読み解いていくと非常に繊細かつ大味で、どんな角度からも、何度でも楽しめます。
あとそこまで言う必要もないですけど作者が女性なのも面白いですよね。



私が古文に目覚めたきっかけ

これだけ『源氏物語』をプッシュしていながら、
一番好きな作品は『伊勢物語』です。
その中でも第二十四段「梓弓」という作品が強く印象に残っています。

歌が非常に切なく、心境変化がとてもリアルなのに、
結末はめちゃくちゃ飛躍します。リアリティが消失します。
読んでみな、飛ぶぜ。



[おまけ]品詞分解気持ち良すぎ

これ共感してくれる人いたら友達になりたいです。
品詞分解ってずーっとやってて飽きないんですよね。
まるで数学の問題集を何周もしているかのようなサクサク感。
ちゃんと数式を当てはめれば必ず解けるし、本文が図形だらけになります。

この気持ちよさが近代に近づくと文法が崩れたりしてなくなります。
非常に気持ちよくない。美しくないです。


※ここまで完全主観

全てが私の主観であるかつ、全てがそうではないです。
ただ私が平安文学が好きなだけのお話。
以上。


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