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自分の中にすべてある
なるほど、そうか、考えてみれば当然のことだけど。
自分で自分に応えられてはじめて、人にも応えられるようになれるんだ。
自分を大切にできてはじめて、人も大切にできるし。
自分を認められてはじめて、人も認められる。
つまり、人と関わることの根源には、自分自身との関わりがあるってこと。
よく言う「人を変えるためには自分を変えるしかない」っていうのも、この延長線上にあって。
自分の外側にあるものに、直接アプローチしようと思っても、できっこないのですよ。
なぜなら、私が見ているこの世界は、私のこころがつくっているから。
このメカニズムは、世界の本質を理解するための“基本のキ”で。
自分の体感で、確かめていくしかない部分だから(本当は、あらゆることがそうだけど…)。
まずは盲目的に信じて、それを元に行動してみるしかない。
もちろん、信じるか信じないかはあなた次第だけど。
どうやら、私たちが見ているこの世界は、寝ているときに見る夢といっしょで。
いずれ、覚めるもの(それが“死”と呼ばれてるもの)なのですよ。
だから見てる世界でどんなことが起きても、それって、自分のこころの状態が投影された夢(映画にも例えられる)の中の出来事でしかなくて。
私たちの本質は、何の影響も受けないわけ。
…ちょっと、話が逸れちゃったから、人との関わりに戻すけど。
ここでは人から受ける影響を無視して、分りやすく説明すれば。
私の見てる世界に登場してくる、人を含めたすべてのものは、私のこころがつくっているから。
それらを変えようと思うなら、自分のこころを変えるしかない。
そのためには自分のありようや、ものごとの受け止めなんかを、定義し直して。
いつも穏やかに、気分よく過ごせるようになることで、ようやく外の世界も過ごしやすく変わっていく。
同じように、自分を大切にし、自分を認めることが、人と上手に関われるようになるための最初の一歩なんだよね。
自分が穏やかにいることではじめて、相手も穏やかに接してくれるし。
自分が愛することではじめて、相手からも愛される。
そういうこと、なんだと思う。
エビデンスは、ないっ!
でも、自分を認め愛することがすべての出発点なんだって、私はこれを書いてみてすごく腑に落ちた。