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製作ノート(53) 公演初日まであと3日

劇団衛星プロデューサーの植村です。

公演初日まで、あと3日となりました。
会場のしつらえも準備が進み、昨日は照明なども合わせた稽古をしました。着々と本番に向けて進んでいます。

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おとといは、関連企画「韓国俳優とともに茶道体験会」を行いました。
裏千家の出上先生に茶道のことを色々教えてもらい、みんなにお茶を点てたり飲んだりする体験をしてもらいました。
私たちも改めて思い出したことや初めて知ったこともあり、とても勉強になりました。

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関連企画の前半4プログラムが終わり、残すところは公演期間に行う2プログラムのみとなりました。観劇のついでにこちらもお楽しみいただければ・・と思います。
https://note.com/gekidaneisei/n/n3fdd60f724eb

今回、最初は、こんなにたくさんのイベントをするつもりではなかったのですよ。みんながそれぞれやりたいことを持ち寄ったら、こうなりました(笑)。

前回公演『白くもなく、さほど巨大でもない塔を覗き込む、ガリヴァー』の時もそうだったのですが(あの時は、学会という設定だったら特にそうだったのだけど)、本編上演だけでなく、関連企画として様々なイベントがあって、その一つないし全部を味わってもらうのが劇団衛星の"作品"だなあ・・というのを感じています。
それは日々の劇団衛星の活動形態そのものとも、同じだなあ・・と思います。

毎日何かとするのは、大変ではありますが、「こうしてできてるんだというのがわかって、作品を観るのは楽しみだ・・」と、多くの関連企画に参加してくださった方が言ってくださり、とても嬉しく思いました。

8日の「件の宣言」ワークショップは、私はぜひ推したいと思っています。
これは、直接民主制による意思決定を体験する演劇ワークショップです。あるテーマをチームに分かれて議論し、それぞれの意見を聞いた上で、投票して今日の結論を出す・・というアクティビティ(詳しくはこちらをごらんください。>http://eisei.info/xmmd/kudan.html)。

このインターナショナル版を、1月にも行ったのですが、非常に楽しい時間になりました。色々なバックグラウンドの人たちとこのワークをやるとどのような結果が出るのか。また結果だけでなく、議論の仕方も発表の仕方もとても興味深く、面白かったです。

そしてこのワークショップを通じて行っていることは、劇団衛星が演劇でやろうとしてること(の一つ)を端的に実施したものであるなあ・・とも感じました。

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演劇ワークショップで国際交流も楽しんでいただけたら・・と思っています。日本人の方も留学生の方も、ぜひ参加ください。 https://dbf.jp/fueki/index.cfm?f=fk200208


韓国キャストのみんなとも、様々な関連企画を通じて、公演・稽古だけでない時間を過ごしています。

あ・・書きそびれてましたが、「韓国語勉強会」もしました。
舞台用語を勉強したり、このような演劇業界での習慣は韓国にはあるのかを聞いたりしました。
先日の戯曲勉強会での話にも繋がりますが、統治下の時代に残った日本語そのままの単語が沢山あることなども知りました(다찌 殺陣、소대 袖、대본 台本、など)。

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この公演を機会に、このように色々な形で彼らと過ごせていることを、とても幸せに思います。そして、まずは作品上演で、皆様にそれを観ていただきたい・・と思っています。


2020年2月5日
劇団衛星プロデューサー 植村純子


劇団衛星『珠光の庵〜遣の巻〜』韓国語版
2020年2月8日〜11日 会場:KAIKA
●公演情報 http://ow.ly/MROZ30q3Scc
●チケット発売中 https://dbf.jp/fueki/kaika/200208/
●応援福袋も販売 http://www.jukou.info/fukubukuro.html

※チケット残席状況(2月5日9時現在)
9日(土)14時 あと1席。11日(火/祝)14時 あと2席です。
各回30席限定ですので、ご希望のステージはお早めにお申し込みいただければ・・と思います。お待ちしております。




劇団衛星の活動継続と公演の実現に向けて、みなさんのサポートを、ありがたく受け取っております。応援ありがとうございます。