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帰国子女の奮闘〜多様性〜

Nicoの中学校は帰国子女がたくさんいる学校ですが、ひとくくりに帰国子女といっても、非英語圏の学校、日本語学校、現地校、インター、、etc.  と、いろいろなbackgroundの生徒がいるのだなという事が入学してからわかりました。

中学の募集要項には帰国して3年以内という縛りがあったので、Nicoのように入学する年に帰国の子もいれば、4年生の段階で日本に帰国している生徒もいて、日本への馴染み方も千差万別です。

帰国子女といっても、日本のマインドや考え方を持ち続けている子も多くいるので、Nicoのように日本の習慣をほとんど忘れ去ってしまったタイプは実際は意外と少ないなと感じています。

これは本当に不思議な事なのですが、同じ時間を海外で過ごした兄弟姉妹であっても、違う感覚を持ち合わせていたりします。我が家で言うと、下のTunaの方が、日本人的な恥じらいや日本的な感覚を持っており、Nicoの方がヨーロッパ的な感覚で物事を捉えているようで、本人の元々の気質や好みが影響しているのだなと感じています。

そんなわけで英語についてもレベル感は色々のようです。
学校では英語の取り出し授業があり、ディスカッションが多く取り入れられていて、様々なトピックについて、意見交換を英語で行います。
最初Nicoは、発言するのはNicoともう1人、2月に帰国した生徒だけで、あとは誰も話そうとしないと言ってぼやいていました。今は少しは話をする生徒も増えたようなのですが、日本に慣れている生徒ほど、発言に慎重になる傾向があるようです。

授業参観を見てきたところ、活発な意見交換とはいかず、控えめな様子が印象的でした。その中でNicoは臆せずしゃべることができていました。が、発言の内容はまだまだ幼稚なので、今後は他の子の意見にどれだけ耳を傾けていけるかが重要な鍵となっていきそうです。他者の意見と自分の意見とどこが違うのか、どちらがどのような利点があるのか、人の話に耳を傾ける事ができるかどうかが課題です。

他の生徒は他人の意見を聞いて、大きく外れた突飛な事を言わないように注意している感じがありました。他人にどう思われるのかという点に意識があるのかも知れません。

先生のお話では慣れてくると皆喋るようになると言っていたので、また次の機会にどんな様子になっているのかが楽しみです。




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