虎徹

海外での経験は人それぞれ。何をみて何を思うのか。私の経験したドイツをちょっぴり紹介しています。

虎徹

海外での経験は人それぞれ。何をみて何を思うのか。私の経験したドイツをちょっぴり紹介しています。

マガジン

  • 帰国子女の奮闘

    帰国した子供達の日本での生活から「日本」を見る。

  • 子供達の奮闘inドイツ

    海外生活での子供達の苦労話エピソード集。

  • ロマンチックなドイツのお城たち

    見学したドイツのお城の紹介です。

  • 我が家のドイツ滞在記

    ドイツへ引っ越してきて最初のハプニングの様子。

最近の記事

帰国子女の奮闘〜中学校②〜

都内の私立中学へ入学したNico。 やはり色々とドイツの生活とは変わったなと思う部分が多々ありました。気づいた部分を書いていこうと思います。 やっぱり漢字 我が家の場合、学校から1時間程離れていて、ターミナル駅でバスに乗換えての通学となります。数回学校へ一緒に行き、とりあえず学校への通学は問題なくできるようになりましたが、中学校は部活動があったり、課外活動があったりして、学校外の〇〇駅改札に集合、なんていうこともあります。 まず、最初にぶつかった問題、それは漢字が読めない

    • 帰国子女の奮闘〜多様性〜

      Nicoの中学校は帰国子女がたくさんいる学校ですが、ひとくくりに帰国子女といっても、非英語圏の学校、日本語学校、現地校、インター、、etc.  と、いろいろなbackgroundの生徒がいるのだなという事が入学してからわかりました。 中学の募集要項には帰国して3年以内という縛りがあったので、Nicoのように入学する年に帰国の子もいれば、4年生の段階で日本に帰国している生徒もいて、日本への馴染み方も千差万別です。 帰国子女といっても、日本のマインドや考え方を持ち続けている子

      • 子供達の奮闘in ドイツ〜サマーフェスト〜

        まだ引っ越しで落ち着かない中、当時はようやくサーカスウィークが終わってクラスに戻れた頃、学校からサマーフェストが開催されるという連絡がありました。 補修のお迎えの際に担任の先生から、サッカートーナメントに参加するかどうかを聞かれたので、登録したものの、一体いつやるのか、何時集合なのか、どこでやるのか、そういう連絡はなく、いや、あったのかもしれないのですが当時のNicoの理解力は限りなくゼロだったので、我家全く情報をキャッチできていませんでした。 Tunaの方は幼稚園から歌

        • ロマンチックなドイツのお城たち②

          前回に引き続き、ドイツのお城、第二弾です。 今回は ホーエンシュバンガウ城!をご紹介したいと思います。 ホーエンシュバンガウ城は、ルートヴィヒ2世の父王、マクシミリアン2世のお城です。ノイシュバンシュタイン城のすぐ近くにあるので、一緒に見学することができます。内部がとても興味深いお城なので、ぜひ見学をお勧めしたいです。 ホーエンシュバンガウ城の旧名は「シュバンシュタイン城」と言います。マクシミリアン2世が廃城を購入して、再建し、名前をホーエンシュバンガウ城に変えました。

        マガジン

        • 帰国子女の奮闘
          4本
        • 子供達の奮闘inドイツ
          8本
        • ロマンチックなドイツのお城たち
          2本
        • 我が家のドイツ滞在記
          5本

        記事

          ロマンチックなドイツのお城たち①

          ここらでちょっと子供たちの話は一休みで、ドイツのお城について書いてみようと思います。 ドイツといえば、やはりお城、ドイツにはたくさんの美しいお城が存在します。 我が家の滞在中はコロナのロックダウンなど色々な制限がありましたが、それでも合間を縫ってあちこちのお城を見学しに行きました。 第一弾としては、やはり誰もが思い浮かべる有名なお城! それは、こちら、 ノイシュバンシュタイン城白くて美しいお城は、ディズニーランドの眠りの森の美女のお城のモデルになったとも言われております。

          ロマンチックなドイツのお城たち①

          帰国子女の奮闘〜中学校〜

          4月から待ちに待った中学校が始まりました。本当にNicoはこの時を心待ちにしていました。結論からいうと・・・・・ パラダイス! だそうです 笑 小学校での「いじめ」と同じ事は中学では起こりませんでした。 Nicoの中学校は都内でも帰国子女が多く通う学校です。海外への興味や関心、理解がある生徒が多く、留学を視野に入れている生徒もたくさん通学しており、先生方も帰国生への理解が深く、海外在住の経験者が多くいます。 クラスメートとどこから通っているのかという話になり、Nico

          帰国子女の奮闘〜中学校〜

          子供たちの奮闘in ドイツ ~襲撃~

          子供たちの学校はスクールバスならず、スクールトラムがありました。行きと帰りに1本づつのトラムを利用して通学することができるので、とても便利だったのですが、ある日、帰りのスクールトラムが1人の男に襲撃されるという事件がありました。 ニュースにならなかったので詳細は不明でしたが、下校途中のトラムにナイフと棍棒を持った男が1人、かなり大きな石をトラムにぶつけてきてドアを開ける事を要求したらしいのです。すごい音がして、乗っていた子供たちも事態に気がついたらしいのですが、運転手はもちろ

          子供たちの奮闘in ドイツ ~襲撃~

          帰国子女の奮闘~小学校編入~②

          その後の学校生活 暴力の多いクラスに合流したNicoのその後。 毎日どつかれたり、たたかれたり、罵声を浴びせられたりの日常。Nicoと話をして、あまりひどいなら先生に言おうと伝えたところ、言ったらもっとひどくなるから、言わないでくれと言うのです。 彼の話では、先生はこれらの日常を何とも思っていないし、仮に注意してくれたところで、何も変わらない、余計ひどくなるのが関の山とのこと。 たとえ、自分の名前を出さずに先生が注意をしても、やってるやつらも馬鹿じゃない、Nicoがいった

          帰国子女の奮闘~小学校編入~②

          子供達の奮闘 in ドイツ〜韓国のとある家族〜②

          薄々はわかっていたことですが、こちらの家庭は日本嫌いの国推主義の家庭なのです。以前家に来たとき、この子は私とあまり話さなかったのですが、この日は自分の家庭がいかにうちより優れているかという主観に基づいた発言でとても交戦的でした。キッチンにやってきて何があるのかしげしげとチェックし、ランチやスナックもほとんど手をつけず。出したリンゴまで「うちのリンゴは赤い。赤くないから食べない」といって食べませんでした。前の日にでも何か日本について嫌な話を聞いたのかもしれません。 はじめは韓

          子供達の奮闘 in ドイツ〜韓国のとある家族〜②

          子供達の奮闘 in ドイツ〜韓国のとある家族〜

          韓国のお友達 Tunaには韓国のお友達がいました。その家庭は我家のあとからドイツにやってきた人たちで、当時アジア人は全然いなかったので、誕生日に招待してあげたきっかけで仲良くなり、学校でもよく遊ぶようになりました。上の子同士も同級生だったこともあり、慣れるまで最初は大変だろうと思ったので色々声をかけてあげていました。Tunaに仲のいいお友達ができたと思って喜んでいましたが、上の子とNicoが夏のサマーキャンプで一悶着あって、険悪な状態になってしまいました。  その原因は日

          子供達の奮闘 in ドイツ〜韓国のとある家族〜

          子供達の奮闘〜空中ブランコ〜③

          本番当日 ついに本番の日がやってきました。Tunaはなんら問題はないようで、いつも通り。Nicoは昨日の最後の練習では、なんとかなりそうなところまで来たという話。 ショーの開始時間は14:00なので、少し早めにショーへと向かう事にしました。 学校につくとサーカスのテントの中は既に半数は埋まっていて、期待に満ちた父母の熱気でムンムン。時間になると派手なシルクハットとベストを着たエンターテイナー風の校長先生が出てきて、短い口上を述べて、いよいよ始まりました。Nicoの事が気

          子供達の奮闘〜空中ブランコ〜③

          子供達の奮闘〜空中ブランコ〜②

          焦り サーカスの練習が進むにつれて、Nicoの顔が曇り始めてきました。心配していた通り、自分だけができないという事。自分が一番小さく、手を伸ばしてギリギリ届くか届かないかの位置につかまって、足を鉄棒まで上げなくてはいけないけれど、それができない。 どう頑張っても無理そう…… もともと腕の力が強くないNicoは日本にいた時、逆上がりの練習で苦労していて、結局できるところまでやれなくてこちらに来てしまっていました。「自分だけできない。自分はダサい、ちっぽけ。」と行きのトラム

          子供達の奮闘〜空中ブランコ〜②

          子供達の奮闘〜空中ブランコ〜

          サーカスウィーク 「子供達の奮闘〜小学校編入〜」で少し書きましたが、今回はドイツに来て、最初の学校行事「サーカスウィーク」について書こうと思います。 サーカスウィークとは、1週間かけて、子供達がそれぞれのサーカスの演目を練習し、最後に父兄に披露するという行事です。 PTAも協力して相当前から入念な準備で開催されるビッグイベントで、4年に一度、小学校在学中誰しも体験できるように組まれており、子供達もとても楽しみにしている1週間です。 とはいえ、イベントが初めての我が家、い

          子供達の奮闘〜空中ブランコ〜

          子供達の奮闘〜海外小学校編入〜

          今でこそ流暢に英語を操るNicoですが、ドイツへ来た当初、ドイツ語は愚か、英語は挨拶くらいしか話せませんでした。Nicoの学校はInternational Schoolで、英語での授業が90%、残りの10%はドイツ語の授業が行われている学校です。 海外で誰しもが一番最初にぶつかるのは、やはり言葉の問題です。最初は朝から晩まで何一つわからない中、授業に参加しなくてはならない子供達。本当に大変だとと思います。 仲間外れ 我が家のNicoも例外ではなく、最初の1ヶ月半を過ぎた

          子供達の奮闘〜海外小学校編入〜

          帰国子女の奮闘~小学校編入~

          帰国後の学校 我家にとってドイツの生活はかけがえのない時間でした。そんな時間もついに終わりを迎え、日本に帰国することになって、子供たちはいくら残りたくても親の都合で帰国しなくてはならないので、相当葛藤があったようです。 長男にNicoは、11月に一時帰国で受験をして、中学からは私立に通う事になったものの、ドイツにできるだけ長くいるために、本帰国したのは6年生の1月というとんでもなく中途半端な時期でした。卒業までの3か月間、地元の小学校に編入することになったNico。編入手続

          帰国子女の奮闘~小学校編入~

          我が家のドイツ滞在記⑤

          鍵トラブルみたび アパートの入口で佇む我が家の面々。 与えられた鍵束には無数の鍵がついており、どこが何の鍵なのかもさっぱりわからないので、1つづつ試して1階の鍵をやっとこさ、つきとめる事ができました。エレベーターにつながる細い通路に荷物を押し込めて、夫が上の部屋を確認しに行きました。 が、待てど暮らせど帰ってこない! 荷物があるから様子見にもいけないので、ジリジリしながら幼稚園児の娘とただ待っていると、20分後、夫と一緒に行った息子がやっと降りてきました。 「鍵が空

          我が家のドイツ滞在記⑤