【詩】「惑星トランス」

軌道上
手は届かなそう

もう変わらない距離をみつめている
一瞬の夜の輝きの如く
生命の力強いエネルギーの如く

輝いている
そう 輝いている

手は空を切るばかり

純情や純朴も今はくすんでいる
そして 霞んで消えてった
時間を掛けながら私の事を見なくなる

回転は私の心を蝕むばかり

一度のすれ違い
私は私が見えなくなる

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