【棕櫚箒】
居間には青いカーペットが敷いてある。このカーペットは、色が濃い分だけ埃やゴミが目立って仕方がない。
だから、しょっちゅう掃除機を掛けたり、ガムテープやコロコロで掃除をしている。
ところが少し毛羽立ったこのカーペットは、繊維の中にゴミが詰まったような感じになってあまり綺麗にならないのだ。
ある時、隣の部屋の壁に〈棕櫚箒〉が掛けてあることに気が付いた。普段は掃除機ばかりを使っていて、原始的な箒など使った試しがない。まぁ折角あるんだからと〈棕櫚箒〉でカーペットを掃いてみたのだ。
するとどうだろう❗️ゴミが取れるわ取れるわ❗️短い毛の中のゴミが綺麗に取れてスッキリサッパリ❗️オマケに後片付けが超簡単❗️壁のフックに引っ掛ければ、それでお仕舞いなのである。
文明の利器だけが偉いんではないのだ。昔からの伝統の力を思い知らされた1件なのである。
(【棕櫚箒(しゅろほうき)】は名前のとおり、棕櫚の木の幹の皮を穂先の素材に使った和箒です。 数百年の歴史があるといわれる日本の伝統的な箒で、和箒の中でも棕櫚箒、特に本鬼毛箒(ほんおにけほうき)は最も耐久年数が長く、丈夫で長持ちするといわれています:Google検索を引用)