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【緑のライン】

〈近畿自動車道〉を〈西名阪自動車道〉方面に向けて走っていた。

〈近畿自動車道〉は、殆んどが走行車線と追越車線の2車線が走っている普通の高速道路である。

さて、車は左側の走行車線を走っていたのだが、丁度〈大東鶴見IC〉を過ぎた辺りであった。突然右側のセンターラインと左側路肩のラインが緑色のラインになったのだ。左右を緑のラインに挟まれて走行する格好になったのである。

「えっ❗️❓️なんだなんだこの緑のラインは❗️」

2ヶ月前に通った時には普通の白いラインだったのだ。こんな緑のラインなんて無かったのに・・・

家内に頼んだ。

「おい、こんなん見たことないぞ❗️チョッと調べてくれよ」

「なによこの緑のライン・・調べるけど・・なんて調べるのよ」

「・・近畿道・・緑のライン・・でええだろ」

「あっそぉ・・チョッと待って・・・キンキドウ・・ミドリノ、ラ・イ・ン・・っと❗️」

「しかし、なんなんだろ❓️」

「・・あっ❗️出たよぉ・・えぇ~っとねぇ・・読むよぉ・・〈車線キープグリーンラインに沿ってキープレフトを続けていただくことで、追越車線への車両の集中や無理な車線変更が抑制され、渋滞や事故の軽減が期待できます〉・・だって」

「あっそぉ・・ん~要するに緑のラインの走行車線側を走るように誘導するってことかぁ❓️・・んで、心理的に追越車線に車線変更をさせんようにする効果があるってことか❓️」

「そんな感じなんじゃないの❓️」

・・・とまぁ、そういうことだったのだが、しかし実際に走ってみた感想はラインが緑色なだけで、そんな効果が期待出来そうには思えなかったのだった。

そう言えば、もう何年も前のこになるのだが、山口県は光市の大和やまと町という所にある、当時はまだ婚約者であった家内の実家に初めて行った時、〈橙色だいだいろのガードレール〉を見て驚いたことを思い出した。

翻って、家内が他所よそに行って初めて白いガードレールを見た時にはビックリしたそうである。ガードレールは橙色だと思っていたのだ。


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