![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138417762/rectangle_large_type_2_1858714e5d621a46887839a81a983228.jpeg?width=1200)
【広島弁劇場②(翻訳付き)】
昭和の時代、僕は楽器店に勤めていた。
ある日、社長と一緒に店番をしていたのだが、そこへ家の親戚の叔父さんが突然やって来てこう言った。社長と叔父さんは懇意なのだ。
「なんとの社長❗️」
「わっ❗️びっくりしたぁ❗️どしたん❗️●●くん」
「社長、悪いんじゃがのぉ、タバコを1本頂戴や❗️」
「おぉ、チェリーでよけりゃ、そこへ2・3箱あるけぇひと箱持って行きんさい」
「い~や1本でええけぇ、銭ゃぁあるけぇ銭ゃぁ~・・今朝出掛けにの、これでロングピースゥ買いんさい言うて、お母ちゃん(妻)が100円くれちゃったけぇ。銭ゃぁあるけぇ」
(当時、ロングピースは¥100―だった)
・・・・・・・
(標準語翻訳バージョン)
「なんと社長❗️」
「わっ❗️びっくりしたぁ❗️なんなんだよ●●くん」
「社長、悪いんだけどタバコを1本頂戴」
「あぁ、チェリーで良けりゃそこへ2・3箱あるからひと箱持ってけよ」
「いやいいんだいいんだ、1本でいいんだ。金は持ってるから金は・・今朝出掛けにさぁ、家内がこれでロングピースを買ってねって言って100円くれたから、金はあるんだ」