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プチの〈ガチャポンエッセイ集(1)〉

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noteへの毎日投稿が600作品を越えました❗️ 10話づつ纏めて〈マガジン〉にしましたので、是非読んでみて下さい。
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#毎日note

【とまりますボタン】

バスに乗っていたら、男子学生二人の会話が耳に入ってきた。「オレ、こないだバスに乗ってたら…

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【幽霊とピアノ】

若かりし頃、私はあるピアノメーカーの調律師を養成する学校に生徒として在籍していた。ある日…

6

【茶碗蒸と政治家】

ホテルの政治家パーティーでの出来事である。プログラムも終盤にさし掛かり、盛り上がった支持…

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おとなの童話 (創作童話)【たまごっち】

幼い〇君はお母さんと二人暮らしです。お父さんがいないので家は貧乏でした。その頃、子供たち…

6

【祝辞】

随分むかしの話です。あるホテルで、反社会的団体の結婚披露宴が執り行われました。参列者の席…

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【676番のクルマ】

彼女と別れて何年になるのだろうか。帰ってきてはいけない故郷の懐かしい道で、僕は自転車のペ…

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【カルーセル麻紀氏の想い出】

私がホテルに勤務していた時の話です。その日はカルーセル麻紀のディナーショーでした。ステージでは彼女のショーが繰り広げられています。大きな胸を左右にブルブルと振るわせるネタに観客は大いに 盛り上がっていたものです。やがて熱心なファンが花束やプレゼントを彼女に渡しはじめたのですが、突然カルーセル麻紀が私のほうを向いて怒鳴りました。「おいホテル‼️そうだよ、お前のことだよ❗️早くこっちに来い❗️早く上がってこいよ❗️」驚いた私は、恐る恐るステージに上がって彼女のそばまでいきました。

【放物線】

そのホテルの披露宴の売りのひとつに、ケーキ入刀時に10人前後のウェイター・ウェイトレスが同…

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【登り坂】

家族でドライブを楽しんでいた。長い登り坂にさし掛かった時、前をトラックが走っている。トラ…

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【居酒屋の客①】

「あのさぁ、こないだ焼酎の水割りシコタマ飲んでさぁ。次の日クルマ運転してたんだよ。ヒック…

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