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越谷アルファーズと見る夢
埼玉県越谷市に「越谷アルファーズ」というプロバスケットボールがある。
去年からそのチームを応援している。いわゆる「ブースター」と言われるやつだ。Jリーグではファンのことを「サポーター」と呼ぶがBリーグでは「ブースター」と呼ばれている。
このブースターとアリーナMC、アリーナDJが一体となり会場を盛り上げていく。
バスケットはサッカーや野球と比べて攻守の切り替わりの多いスポーツだ。試合は10分4クォーター、合計40分行われる。タイムアウトやハーフタイムを含めると試合開始から約1時間半から2時間で試合終了となる。
2時間と聞くと少し長いと感じるかと思うが、実際に会場で見ていると全くそうは感じない。
攻守の切り替えが多く、その度に応援のコールが変わるため観客もなかなかの忙しさだ。初めて見に行っても試合前にアリーナMCやチアリーダーによる応援練習も行われるため置いていかれる心配もない。
また、バスケットの試合は1試合100点近くの得点を一チームが取る。そのため、1試合100回は盛り上がるタイミングがあるということだ。
これでは観客も飽きる暇なく2時間夢中で試合に参加することを余儀なくされる。
かくいう自分がそうだった。
初めて見たのは2019年11月2日。
なんとなくプロのバスケットが見たいなーと思いBリーグのサイトを検索。その日一番近くである試合は千葉県の船橋市で開催される千葉ジェッツのホームゲームだった。
しかし調べたのが前日でチケットは完売していた。それもそのはず。今、千葉ジェッツは日本人初の1億円プレイヤーを排出する超人気チームでBリーグで最もチケットの入手が困難なチームだったのだ。
しかし心はもうバスケを見るモードに入っている。簡単に諦めるわけにはいかなかった。
どうやらB2リーグというのがあるらしい。しかも地元の隣の市にチームがあり、その日に試合も行われる。これは行くしかない。
そのチームが冒頭に書いた「越谷アルファーズ」だった。
当日、当日券が販売される30分程前に会場に到着。
会場の前にはアルファーズのロゴが入ったクルマが駐車してあり、思わず写真を撮ってしまった。
手羽先やわた飴の出店も出ていて開場前からわくわくしてくる。
開場してからも1時間暗い7時間があったが選手のアップを見たり応援練習をしたりと試合開始まで飽きることなく過ごすことができる。
試合直前のベンチ入り、スタメン選手の紹介の時は館内が暗くなり、光と音楽、チアで派手で格好いい演出がされていて試合への期待感が最高潮に達する。
試合中に関しては前述の通りだ。
アルファーズの特徴は試合だけでなくベンチにも見所がある所だ。アルファーズのベンチは自チームの得点が入った時には観客以上にはしゃいだり、味方がミスしたら(いい意味で)茶化したり、ベンチを見ているだけでもおもしろい。いつか審判に注意されるんじゃないかってくらい楽しそうにしている。そんなベンチを見ていれば初めて来た引っ込み思案なお客さんも「あんなに騒いでいいんだ」と一緒になって盛り上がれる。
アルファーズは昨シーズンよりB3からB2に上がってきた。
昨シーズンはB2発参戦で15勝32敗。昇格して初めてのシーズンと考えるとまずまずなのかな。
そして今シーズン。B1に所属をしていた選手などを獲得して大幅に補強された。
プレシーズンマッチでは現在B1所属チームのレバンガ北海道に1勝1敗。アルビレックス新潟に2勝している。
去年B2に上がってきたチームがB1のチームに勝っているのである。
実に夢のある話ではないか。
今シーズンB2リーグで躍動するアルファーズが楽しみだ。
夢の続きを10月から始まる本シーズンで共に楽しみたいと思う。
まだ見たこと無い皆様もBリーグに、越谷アルファーズに是非とも注目して欲しい。(誰なんだ俺は)