N-017 うずくまるヴィーナス(跪座像)
石膏像サイズ: H.79×W.39×D.32cm(原作サイズ)
制作年代 : 1~2世紀頃(ローマンコピー 原作はB.C.3世紀のブロンズ像)
収蔵美術館 : パリ・ルーブル美術館
原作者 : ドイダルサス(Doidalses)
紀元前3世紀頃、古代ギリシャの彫刻家ドイダルサスが製作したとされるブロンズ像「うずくまるヴィーナス(現存せず)」のローマンコピーです。とても人気のあった彫像で、たくさんのローマンコピーが製作され発掘されています。ヴィーナスは水浴しており、右の膝をつきながら、おそらくはうなじのところへ水をかけています。体を折り曲げ、捻じ曲げるポーズをとることによって、女神の肉体の官能的な要素がより強調されています。
ルーブル美術館収蔵のオリジナル彫刻 鼻、両腕、首などに明らかな修復・補足の痕跡があります (写真はWikimedia commonsより)