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N-009 男子解剖立像(B)
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石膏像サイズ: H.71×W.18×D.30cm
制作年代 : 1845年
収蔵美術館 :
作者 : コードロン(Jacque Eugene Coudron 1818-1865)
フランスの新古典主義の彫刻家コードロンによるエコルシェ(解剖像)です。その姿から“L’ecorche Combattant(闘う解剖像)”と呼ばれています。N-010の(A)タイプの解剖像と同一の作者ですが、詳細についてはよく分かっていません。
“エコルシェ”とは、フランス語で“剥ぐ”という意味で、皮を1枚剥いだ解剖像を指しています。19~20世紀の美術教育の現場では、こういった解剖図・解剖モデルが頻繁に使用され、人体の構造を理解するための教材として使用されました。現在でもフランス、ロシアの美術教育分野では頻繁に使用されているようです。
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ウードン作 エコルシェ 1767年制作
(写真はWikimedia commonsより)