パリ・オペラ座の日々1993~1994:5月21日 ピカソ美術館
5月21日(金)
(雪)は足が復活し午後バレエへ。(G)は一人でピカソ美術館へ行く。白が基調で美しい美術館だった。作品の物量に驚く。ひと通り眺めるだけでも一日では足りないくらい。同じテーマを表現手段を変えて繰り返し、繰り返し描いている。先日のマティスとも共通するが3年くらいのサイクルでスタイルがコロコロ変わり、その試行錯誤の姿勢がすごいなぁと思った。帰りに「Portrait de Marie Theraise」のポスターを購入。
ピカソ美術館 33F
カフェ 36F
ポスター 50F
八百屋 15F
パン 4F
カルネ 39F
パリ・マレ地区にあるピカソ美術館は、1985年に開館した新しい美術館です。訪れた1993年当時はまだ8年目ですからピカピカでした。
この邸宅は1600年代に塩税徴収官の館として建設されたもので、オテル・サレ(Hôtel Salé 塩の館)と呼ばれていました。1973年にピカソが死去し、手元に残った多くの作品は相続税として国家に物納されました。それらのコレクションの展示場所としてこの美術館が整備されました。
ピカソについて云々書くのは野暮な気がしますので控えます。初期から後期までたくさんの作品があり、ピカソが自邸にコレクションしていた他の作家の作品なども展示されています。とにかく物量の凄まじさに圧倒されます。ピカソ作品はスペインにも重要なものがたくさんあるわけですから、生前どれくらい凄い創作意欲だったのかがヒシヒシと伝わってきます。
ピカソはまだ著作権保護期間内ですのでWikiからは貼れません…。ので、その時購入した手持ちの絵葉書を。