見出し画像

偉そうにしない

私は、偉そうにしている人が、この世で一番嫌いです。

(偉い人ではなくて、偉そうにしている人です。)

一口に”偉い”と言っても、そこには

チベットの高僧など、いわゆる賢者や

政治家・官僚・大企業のトップなど、社会的地位の高い人が

一般的に含まれると思います。

私は、一般市民で、特に大したコネクションもないので、

今まで出会ってきた、いわゆる偉い人といえば、

有名企業の役員ぐらいしかいません。

でも、そんな数名の方たちも、ほとんどが謙虚な人でした。

当時は、驚いたものです。

まだ、昭和の時代をひきずっていた感覚があったので。

■偉そうな人は減ってきた?

色んな企業の、管理職を見てきて、今思うのが

企業が大きければ大きいほど

グローバル化が進んでいれば進んでいるほど

上に立つ人は、偉そうな人が少ないということ。

社会が変わり、意識が変わったのか?

はたまた、研修が効いているのか?は、不明ですが、

偉そうにしているオッサンが、まっとうな企業からは確実に減ってきました。

しかし、令和の時代になっても、

地方都市の中小企業や、家族経営の会社の幹部などは、

部長ぐらいでも(場合によっては、課長ぐらいでも)

偉そうにしています。

横柄というか、部下相手にマウントとって満足している感じのオッサンを

オフィス街のビルや、駅や電車の中でもよく見ます。

ハラスメント研修の対象外になっているのでしょうか?

それとも、会社で研修自体をやっていないのかもしれません。

余裕がないと、そんなことはできないでしょうから。

いずれにしても、偉そうにしているかどうか?は、

実際の地位と対応していないケースがほとんどです。

■近所の偉そうな人達

偉そうにしている人と遭遇するのは、すごく簡単です。

普通に生活して、働いていて、外出もした場合は、

毎日、どこかで、そういう人に出会えたりします。

私自身の話でいえば、

ここ1週間で、「この人、偉そう、横柄で、嫌な態度だなぁ。」と
思った人は、こんなに(↓)います。

病院の受付のおばさん数名、道端ですれ違ったおじいさん、
電車で見かけたオッサン数名、保育園の保育士さん
会社の廊下で見かけたオッサン、保育園で同じクラスのママたち

不思議なことに、未成年の子は誰もいませんでした。

この中で一番不快だったのは、病院の受付のオバサン達でした。

病院は(一般的に)忙しいから、対応が雑になるのは理解できます。

でも、ここのクリニックは、そこまで混んでいないし、
急患が来るような総合病院のようなところでもありません。

患者さんに対して、最低限のマナーが守れていない。

たぶん、スタッフの方たちは同年代の女性なんでしょうけど、

なんていうか、ヒューマンスキルのレベルが低すぎて、子ども以下に見えました。

マウント取ってるボス猿的女と、それに言いなりになってヘラヘラしてるオバサン。


患者を待たせているくせに、スタッフの中での緊張感がないし、申し訳ないといった姿勢もない。


内心、どう思っていても結構。
仕事なんだから、外面ぐらいは良くしろ!

と、言いたくなるぐらい、ひどかったです。

■ドキッとする台詞

人は、どんなに気をつけていても、必ず、誰かを傷つけているんだよ。

よく、夫がいう台詞です。

私は、最初は、同意してなかったけど、だんだんとその意味もわかってきました。

自分が良かれと思って言ったことが、無意識に、誰かを傷つけている。

自分が良かれと思って言わなかったことが、無意識に、誰かを傷つけている。

作為でも不作為でも、それはありうる話なんだと、思い直してからは、

少し、意識を変えました。

こんなに自分なりに気遣っていても、傷つけてしまったり不快なおもいを
させてしまったりしてる可能性はある。絶対ではない。

だから、せめて、謙虚になろう。

人にはなるべく丁寧に接するようにしよう

そんな風に思うようになりました。

人は、自分が大切にされているか、されていないか、すぐ察知できます。

人が傷ついたり、悲しんだり、不快なおもいをする場面は
いろいろあるとは思うのですが、


私自身は自分が大切にされていないと感じた時のダメージは大きいです。

私がそう感じるということは、同じように感じる人も、世の中きっといるはず。

だから、相手がどんな相手だろうが、敬意をもって接するべきなんだろうな。

と思います。言うのは簡単なんですけどね。

■Tim Cook

昨年になりますが、アップルのCEOティム・クックが、
米国オハイオ州立大学のバーチャル卒業式に送った祝辞が
今でも私の胸に響いています。
何度読んでも泣きそうになります。

(一部、抜粋)

父親として家族を支える未登録移民のことを思おう。
コミュニティからは無視され、あるいは蔑まれながら、
危険な現場の仕事で家族を養い、あなたの家族をも支えている。

シングルマザーのことを考えよう。
夜は店の品出しを、朝は市バスの運転手として働き、社会の多くを支えている人のことを。

膝をついて病院の床を清掃する用務員のことを思おう。
今日のその仕事は、寺院を清める高僧のように孤高で尊い。

■まとめ

昔の人はよく言いました。

本当に偉い人は、偉そうにしない。

と。

それは、本当にそう思います。同意しかありません。


いいなと思ったら応援しよう!