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なんのために学ぶのか【前編】

こんにちは、げしさんです。
前回から日が空いてしまいましたが、また投稿を再開しようと思います。前回は講演会での学びについてでしたが、今回は読書ログです。

早速、今回はこちらの本をご紹介します。
なんのために学ぶのか (池上彰,2020,SBクリエイティブ)

本書との出会い

 とある本を書店へ探しに行き、目的の本を見つけたので帰ろうと思っていた時に、平積みされていた本書がたまたま目に入り、タイトルに惹かれて購入しました。(こうして書店をブラブラしている時に、気になった本を買うことが多いので積読がどんどん増えていきます…)
 
 タイトルに惹かれた理由は、今の私の中でのホットワード「学び」に合致したからです。無意識のうちにアンテナを張っていると、本だけに限らず、このような予期せぬ出会いが起こることって多いですよね。

学びと勉強

 学びと勉強の違い、両者の意味に大きな違いはありません。ただ、勉強という言葉を分解すると、「強いて勉める」なので、どうしても上から押しつけられるイメージを持ってしまうのは否めません。一方で、学びというと、なんとなく自分の意思で行う印象があるので、そこから得られるものもポジティブな反応が多いように感じます。
 
 特に、大学生や社会人における資格取得や研修以外の学習は「学び」の要素が強いと感じます。なので、やるもやらないも全て個人の自由。学校の勉強とは違って、苦手なことを無理して勉強する必要は無く、ただひたすら自分の興味・関心の趣くままに気になったことを学んでみる。少し足を踏み入れて違うと思ったらやめればいい。何をするにも全て自分の意思で決められる。ここに「学び」の最大の魅力が詰まっていると私は思います。

学びを継続するカギ 

 では、そんな「学び」を継続するためにはどんなことが必要になるでしょうか。

 学べば学ぶほど、いままでわからなかったことがわかるようになり、それによって自分の視野が広がります。知らないことや新しいことに出合うとかえって好奇心が刺激され、もっと多くのことを学びたくなります。
(中略)どこかで学びの楽しさを知っておけば、その後は一生学び続けることができるのです(P.19)

 この文章を読んで感じる学びを継続するカギは「好奇心」と「没頭力」なのだと思います。
 子どもの頃、学校の勉強が苦手でも、時間を忘れるくらい何かに打ち込んだ経験がある人は多いのではないでしょうか。その当時は特に意味を見出せなかったとしても、後から振り返ってみると、「あの経験があったから…」と思うことは少なくないと思います。
 
 翻って社会人の今、何も学んでいないという方もいるかもしれませんが、日常生活や仕事の中でも、学びのチャンスは身の回りに意外と転がっています。何か行動を起こせば、そこには必ず「経験」という学びがあります。(専門用語でいうところの「経験学習」)

 上手くいってもいかなくても、その経験が次のアクションを生み出します。上手くいけば、「より良くするためには…」と考えますし、上手くいかなければ、「どうやったら次は上手くいくのだろうか…」と考えます。
 (上手くいかなかった場合、原因を追究すること(Why)ももちろん大事ですが、それよりも次に成功するために必要なこと(How)を考える方が、マインド的にも良い方向に向かっていくと思います)

 そしてまた実践する。これが一番身近にある学びの機会だと思います。その過程で必要に応じて専門書を読んだり、勉強会に参加したりする。今はYoutubeやスマホのアプリなどでも、様々なコンテンツが無料で用意されている時代なので、より学びが身近になっていると感じます。

学びの先にあるもの

 そんな学びが身近になっている世の中だからこそ、興味・関心のある世界にはとにかく一度足を踏み入れてみることが大事なのかなと思います。
 そして面白ければそこから更に深掘りしてみたり、学んだことを実践してみたりする。その先には、やる前の自分が想像していなかったような世界に降り立つこともあるかもしれません

 これこそが学びの醍醐味であると感じます。
 たとえ上手くいかなくても、次同じことをやらなければいいだけの話なので、何一つ無駄なことはありません

 「全ての機会を自分の成長につなげる」
 これは最近恩師に言われた言葉ですが、学びの先には成長しかないのですから、常にこの言葉を胸に、学びの時間を楽しんでいこうと思っています。

 次回、もう少し内容に触れて感じたことを書きたいと思います。
 引き続き、お付き合いいただけると幸いです。
 お読みいただきありがとうございました。

<続く>

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