丁寧さよりも機械的な速さ?
私はアルバイト先ではマスクを着用し、
髪の毛は帽子の中に入れているため誰かわかりづらいはずだが、
先日、常連のおじいさんに
「動きが丁寧だったので、○○さんだってわかりましたよ。」
というお言葉をいただいた。
その言葉はもちろん、伝えにきてくださったことが嬉しかった。
私は、忙しくても、できる限りお客様
お一人おひとり丁寧に対応したいと思っている。
裏のバタバタ感がお客様に伝わってしまうと、
お客様が気持ちよく過ごせないと思うからだ。
でも、今の世の中では、あまり丁寧さは
求められておらず、速さの方が重要視されている
ように感じることがある。
特に、以前ファストフード店でアルバイトしていたときは、
よりそれを感じた。
お客様が注文するスピードも速いし、とにかく並ぶし、
「○○カードはお持ちですか」
「砂糖はお使いですか」
というやり取りに食い気味に「いいえ」と言われるし、
かといって省くと、
「カードあったのに」と言われるし、
まだ準備できてないのにクレジットカード挿されるし…
もちろん、「ファスト」フードなので当たり前なのだが、
とにかくプレッシャーがすごく、苦しかった。
「接客」よりも「客捌き」の方がしっくりくる感じだった。
私は、落ち着いた雰囲気や話し方、細かな心配りにホッとするが、
私が大切にしたいことは、
この世の中ではあまり必要とされないのかもしれないと落胆した。
しかし、先日のおじいさんにかけていただいたお言葉により、
とても励まされた。
モチベーションが上がらない日も、
小さなことに傷つくことも多いし、
自信も泡のように消えてしまうけど、
心があたたまった瞬間を貯金して、過ごしていきたい。
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