集団討論回答案 【指定課題「子どもの貧困対策について」(令和6年度 茨城県庁 事務職(知事部局等A)・技術職 採用試験)】
指定課題
日本には、生まれ育った家庭や様々な事情から、健やかな成長に必要な生活環境や教育の機会が確保されていない子どもがおり、国民生活基礎調査(令和4(2022)年)の結果では、相対的に貧困の状態にある子どもの割合は11.5%であり、特にひとり親世帯の貧困率は44.5%と高くなっています。
子どもの貧困は、経済的な困窮にとどまらず、学習面や生活面、心理面など様々な面において、子どものその後の人生に影響を及ぼすことから、子育てや貧困の問題を家庭のみの責任とするのではなく、社会全体で解決することが重要です。
そこで、以下の点について討論し、グループとしての意見をまとめてください。
1 子どもの貧困問題の現状と課題、社会へ及ぼす影響について整理してください。
2 子どもの貧困問題への対応として、県はどのような取組を行うべきか具体的に考えてください。
試験当日、集団討論を実施する試験室には、筆記用具のみ持ち込みを認めます。
課題に関するメモ類や資料などは持ち込みを一切禁止します。
【参考資料】
https://www.pref.ibaraki.jp/jinjiiin/2024/documents/r6_d_touron.pdf
【回答案の概要】
本回答案においては、集団討論開始時に手元で書く検討メモ(構成メモ)における内容をフレームワークに沿って記載してあります。そのため、本番では、この流れに沿いつつ、他の受験生との議論で出た意見を汲み取って集団討論を進めてください。
※情報量が多いので、(スマートフォン・タブレット等ではなく)PCからの閲覧が望ましいです。
0.方針策定
問題文を見て、脳内で想定した方針・今後の進み方の予測を立ててみる。
(1).概観
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