グローバルな環境で必要なのは英語力よりメンタルタフネス
こんにちは、GCRMパートナーズの小林真美です。
今回も、英語コミュニケーションに奮闘するビジネスパーソンに役立つ情報をお届けします。
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英語でのコミュニケーションが必要になったビジネスパーソンへ、もっとも大切なアドバイスを一つだけ求められたら、私は迷わず
「めげないメンタルを心がける」
とお伝えしています。
鈍感なくらいが丁度いい
実際、第二言語である英語で会話をするのは、ストレスの連続。
言いたいことが100%表現できない
相手にうまく伝わらない
準備してきたのに内容を誤解される
相手が何を言っているのか全くわからない
気の利いた返答ができない
言いたいことがあったのにタイミングを逃した
などなど
フラストレーションを感じる事例をあげたらキリがありません。
不甲斐ない英語コミュニケーションが、自分の評価にも直結する大切なシーンで起きていれば、なおさらストレスは増します。
それでも、逃げ出せないのがビジネス。
今日の失敗は明日への糧と割り切って、前を向くしかありません。
致命的な間違いを繰り返さないことだけは肝に命じつつも、上手くいかなかったことをくよくよ引きずっていいことはないのです。
英語コミュニケーションでは完璧を求めない、少しでも上手くいったところに目を向けて、次へとつなぐ楽観的な強さが必要です。
めげないメンタルは、反対意見を直球で受け止めないためにも役立ちます。
英語を話していると反対意見は日常茶飯事
外国人は、”気軽に” 反論してきます。
私たち日本人は、誰かの意見に正面からチャレンジすることや、議論を呼ぶような物言いは避ける傾向があります。
外国人にその感覚はありません。
もちろん、外国人をひとくくりにはできず、お国柄などで多少の違いはありますが、基本的に自分の意見をストレートに述べることへのハードルは低いです。
私自身、考え抜いて持っていった提案に対して「必ずしもそうは思わないな〜」なんて言われると、ガクッとなるか、『何も知らないくせに、何言っちゃっての』くらいに思います。
それでも、挫けることはありません。
長年の経験から、一旦相手の意見を冷静に受け止め、なぜそういう意見を言うのか、相手の問題意識を理解しようと切り替える習慣がついています。
外国人、特に欧米人はディスカッション好きで、健全な議論からより良いアイデアや方向性が出てくると考えます。
議論するのが普通なのです。
自分の意見や提案にすぐに賛同してくれなくても、めげる必要はまったくないということを覚えておいてくださいね。
この辺のコミュニケーションスタイルの違いを理解しておくと、ちょっとしたことで落ち込むことはなくなります。
もっともらしい顔をして、的はずれな意見を言ってくる外国人はたくさんいます。
こちらからも躊躇せず、反対意見もぶつけてみてください。