
#073:実は私、イリオモテヤマネコ見たことがあります(多分)
こんちゃす。G組飼育係です。
最近ありがたいことにnoteで仲良くさせていただいている方が増えてきたのですが、その中にネコが大好きな方が何名かいます。
何を隠そう、私もネコ大好きです。
そんな私がネコのラスボス的存在に出会った話です。
西表島に行ったのは大体一年ほど前。
まだコロナが台頭していなかった時代ですね。
3泊4日で同じ趣味を持ったグループで行き、山に行ったり海に入ったりと、西表の自然を楽しんでいました。(この場合の同じ趣味とは決してゴキブリのことでは無い)
夜もホテルで大人しくできるような人達では無いので、車を走らせて山に入ったり海へ行ったりと、昼間と変わらないような事をしていました。
もちろん西表の貴重な生物を守るために、車をゆっくりと走らせるということは忘れてはいけません。
そうすればそこら辺の道端でも、東京では決して見ることのできない生き物と出会うこともあるかもしれません。
これは道路を横切って歩いていたヤシガニです。
思わず車を止めてみんなで観察してしまいました。
さて、私はドライバーとして毎日運転していたのですが、それは3日目の最後の夜に起こった出来事です。
その日の昼間は、西表の観光名所(?)でもあるイリオモテヤマネコの銅像を撫でながら、「結局見つからなかったね〜」などと話しながら写真を撮りました。
パシャ
そして夜はいつものように車を走らせて、生き物観察スポットめぐり。
助手席にはスキンヘッドのいかつい友人。
そして後ろの席に3人の生き物オタクを乗せたG組号発車です!
後ろの3人に先程の写真を見せながら、「今日イリオモテヤマネコ触ったんだよね〜」と冗談を言いながら山道で車を走らせていると、突如隣でスキンヘッドが叫びました!
ス「おい!あれリュウキュウイノシシ(南西諸島の固有亜種)じゃね!?」
G「マジか!っておい、あれはネコだよ…。」
ス「なんだネコか…。」
G&ス「!?」
と気づいた時にはすでに遅く、急ブレーキを踏んで振り返ったらネコの姿は消えていました。
そのネコは道路沿いのガードレールの下に佇んでおり、今でもその影ははっきりと覚えています。
街灯もない夜道で車のヘッドライトに照らされたそのネコは、イリオモテヤマネコの特徴こそわかりませんでしたが、確かにラスボス的雰囲気を発していました。
ちなみに、残念ながら後ろの3人は私が見せてたジョーク写真のツッコミに夢中でネコは見れておらず、はしゃいでいるG&スをただただ見つめているしかありませんでした。
果たしてそのネコが『イリオモテヤマネコ』だったのか、はたまたただの『イリオモテイエノラネコ(西表家野良猫)』だったのかは今となってはわかりません。
ですが、きっとこれは普段からネコを可愛がっている私に、恥ずかしがり屋のラスボスがご褒美にチラッとだけその姿を見せてくれたものだと信じています。
そういえばその日はネコが出る条件が整っていたらしく、イリオモテヤマネコパトロール車が走ったりもしていました…。
いやぁ、ネコ、いいですね。
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