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【GB350】オイル交換まとめ

頻度

バイクのオイル交換は、一般的に初回は1,000km、それ以降は3,000~6,000kmごとに交換するのが良いとされています。

予算

工具やウエスを除き、オイルと廃油ボックスでU3000円程度。
※オイルの選択によって変動します。

所要時間

慣れると20分かかりません。
初回でも30分ほど。

手順

準備品。購入品のリンクは下記にまとめます。

1. オイルレベルの確認

必須ではないですが、オイル交換をする前に現状のオイルレベルの確認をしましょう。レベルゲージをあけ、一度ウエスで付着したオイルを拭き取ったら、再度ゲージを差し、回さずにそのまま引き上げます。
また、寒い地域や季節によっては、3分ほど暖気運転をするとオイルを抜きやくなります。

2. 廃油

ではオイルを抜きましょう。
廃油ボックスの封をあけて、ドレンボルトの真下にセットします。

ドレンボルトをM12のレンチでゆるめ、使い捨て手袋をして(超推奨)、手でボルトを回していきます。ボルトが外れると、一気にエンジンオイルが流れ出てきます。

10分ほど待ち、ポタポタ垂れるくらいになりました。
この間に、オイルフィルタを交換してしまうのがよいでしょう。
今回はフィルタはそのままにしたので、写真はありません。
垂れなくなってきたら、新しいワッシャーをはめてドレンボルトを戻します。締める際のトルクは24N.mです。

3. 注油

あとはノズルやジョウゴでオイルを2L注ぎます。
※規定量は車種により異なります。GB350のオイル交換時は2Lです。

ちゃんとエキパイ側を養生しましょう。

4. オイルレベルの確認

オイルを注ぎ終わったら、しっかりキャップを締め、暖機運転をかけます。
1~3分ほど暖気し、オイルがクランクケース内全体に回ったらエンジンを止め、最初と同じ方法でレベルゲージを確認します。レベルゲージの突起の間にしっかり収まっているか確認してください。手順は以上です。

※エンジンオイルの適正量について

エンジンオイルの量が適正でないと、さまざまな故障の原因になります。

  • オイルが不足している場合

    • エンジン内部の潤滑不足
      部品同士の摩擦が増加し、異常な摩耗や焼き付きが発生します。これによりエンジンの寿命が大幅に短くなる可能性があります。

    • 冷却不良
      エンジンオイルは部品を潤滑するだけでなく、熱を吸収して冷却する役割も果たします。オイルが不足すると熱がこもり、オーバーヒートのリスクが高まります。

    • 油圧低下
      エンジンオイルの圧力が低下すると、部品へのオイル供給が不十分になり、エンジンの動作が不安定になります。

    • エンジンの異音
      潤滑不足により、金属同士の接触音や異音が発生します。

  • オイルが多すぎる場合

    • エンジン内部の負荷増大
      オイルの量が多すぎると、クランクシャフトがオイルに触れることで抵抗が増え、エンジンに余計な負荷がかかります。

    • オイルの泡立ち
      クランクシャフトがオイルを攪拌し、オイルが泡立つと潤滑性能が低下します。これにより、潤滑不足と同様の問題が発生します。

    • オイル漏れ
      過剰なオイルがエンジン内部からブリーザーやシールを通じて漏れる可能性があります。

    • 燃焼室へのオイル侵入
      オイルが燃焼室に入り込むと、エンジンの白煙(ブルースモーク)やカーボン堆積を引き起こし、性能低下につながります。

購入品

  • 廃油処理パック

2りんかんなどの用品店がお近くにあればそちらで買いましょう。
地域の捨て方によっては、受皿の選択肢のほうが良い場合もあるかもしれません。

  • 交換オイル

GB350の純正はウルトラG1で、交換時容量は2Lのため2本必要です。ジョウゴがあるとやりやすいですが、用品店ではオイル購入時にノズルもセットでもらえると思います。どちらでも大丈夫です。

  • オイルフィルタ

ドレンワッシャーも入っている便利セットです。
フィルタも一緒に変えるタイミングはこれでばっちり。

  • ドレンワッシャー

ドレンキャップをつける際に挟みます。毎回交換の消耗品です。
GB350はM12規格です。お間違い無く。

  • ドレンボルト

これは必須ではないですが。マグネット付きだとオイルの海にボルトを落とす可能性を予防できます。

  • ウエス

  • 使い捨てゴム手袋

  • レンチ


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