土を起こす。
雑草はその時に取るようにしている。
手間はかかるが、土を死なせたくない。
目の前の雑草を手で一生懸命抜く。
もう十分取っただろうと、
ふと汗を拭い立ち上がってみたら、
ところがどっこい。
まだまだここにいるぞと、
雑草達が騒いでいる。
そうかなるほど。
僕が見えていたのは点。
点と一生懸命向き合っていたのだと気づく。
立ち上がってみれば、
雑草が銀河の星々のように散らばり、
6畳ほど起こされた土が宇宙のように見えた。
一は全、全は一。
どちらが正しいとか、間違いとかではなくて、
どちらも尊いのだと1人うなづいた。
その奥深さ。雑草と向き合う時出合う。