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【バーティカルSaaSスタートアップ調査】 2021年10月第1,2週に調達している世界の注目事例5選!vol.18

こんにちは😆
Gazelle Capital アソシエイトの近藤です!
来週からは一気に寒くなると聞き、すぐに実家から冬服を一部送ってもらいました💦
季節の変わり目なので風邪には気をつけて、今日も元気に過ごしましょう!

今週も資金調達を行った海外のバーティカルSaaSスタートアップの中から、5社ピックアップいたしました。
興味のある企業を見つけてみてください!


①紙文書の生データを構造化データに変換できるAPI 「Mindee」

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https://mindee.com/

設立🏢:2018
拠点🏠:フランス
調達日🕑:2021/10/08
調達額💰:$14M
ラウンド🚉:シリーズA
今回の投資家👤
(リード)GGV CapitalSerena
(その他)AlvenAlexis Le-QuocBpifranceNicolas DessaigneSwift VenturesBertrand DiardAntoine Conte


【事業内容】
例えば、パスポート情報を必要とするサービスに登録しようとすると、通常は個人情報を入力して写真を撮って待たなければなりません。登録システムと写真に写っている情報が同じであることを確認するためにpingを送らなければならないためです。
このように紙の領収書を保存したり、運転免許証をスキャンしたり、請求書をシステムに入力したりする製品を開発している場合、そのプロセスを可能な限り自動化する方法を検討していることでしょう。

「Mindee」は、紙文書の生データを構造化データに変換できるAPIを提供しています。Mindee APIを通じて写真を処理し、手動でデータを入力することなく、製品に関連するデータに変えることができます。経費管理から調達、会計、ローン申請など、多くの業界でこのようなAPIベースの製品を使用することができます。

現在では大規模な文書のデータセットを用いて、機械学習を用いてアルゴリズムを訓練しています。今後より多くの文書を処理していくうちに改良され、ほぼリアルタイムにほぼ完璧な精度でデータを取り込むことができれば、よりスピーディーな体験ができるようになるでしょう。


記事リンク:https://techcrunch.com/2021/10/06/mindees-api-automagically-parses-documents-without-manual-data-entry/


②営業コーチングとゲーミフィケーションのプラットフォームを提供「Ambition」

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https://ambition.com/

設立🏢:2013
拠点🏠:アメリカ
調達日🕑:2021/10/07
調達額💰:$15.5M
ラウンド🚉:シリーズB
今回の投資家👤
(リード)Primus Capital Partners
(その他)Nashville Capital NetworkRyan PetersenHigh Line Ventures PartnersAcequia Capital (AceCap)Justin KanJohn CollisonPatrick CollisonSV AngelDavid Petersen

【事業内容】
「Ambition」は、営業コーチングとゲーミフィケーションのプラットフォームを提供しています。また、カスタマーサクセスチームやカスタマーサポートチームも、収益を最大化し、優れたカスタマーエクスペリエンスのコーチングを提供するために、このプラットフォームを利用するケースが増えています。
ゲーミフィケーションとはマーケティングの手法の一種で、ゲームが本来の目的ではないサービスにゲーム的要素を組み込むことで、ユーザーのモチベーションやロイヤリティを高めることを言います。

「Ambition」で1to1のコーチングができることはもちろん、コーチングによる長期的な結果やチームパフォーマンスを可視化できるダッシュボードがあり、個人やチームの状況を正確に把握することができます。
導入により成約件数20%増加、1時間あたり22%もの売上高増加が見込めるそうです!

記事リンク:https://www.finsmes.com/2021/10/ambition-raises-15-5m-in-series-b-funding.html


③クラウドベースの資産を保護する 「Orca Security」

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https://orca.security/

設立🏢:2019
拠点🏠:アメリカ
調達日🕑:2021/10/05
調達額💰:$190M
ラウンド🚉:シリーズC
今回の投資家👤
(リード)Temasek Holdings
(その他)ICONIQ CapitalSplunk VenturesWilloughby CapitalRedpointAdams Street PartnersHarmony PartnersSAICGGV CapitalCapitalG


【事業内容】
「Orca Security」はクラウドベースの資産を保護するエージェントレスのプラットフォームを提供するイスラエルのセキュリティ企業です。Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure(Azure)、Google Cloud Platform(GCP)上に存在するシステムやサービスに対し、既存の環境を変更せずに、わずか数分の権限設定で、セキュリティリスクを継続的に検出します。検出したセキュリティリスクに都度対応することで、パブリッククラウド環境の安全な利用を支援します。
近年企業がデジタル化を進めたことで、組織はデジタル空間での資産管理をしないといけなくなりました。これによりクラウドやセキュリティソリューションの導入が進み、顧客が増えているといいます。

「Orca Security」は、現在、15カ国以上で事業を展開しており、最近では、ドイツ語、フランス語、中国語、日本語のウェブサイトを開設しました。
同社は昨年12月に5,500万ドルのシリーズBラウンド、その前の5月には2,050万ドルのシリーズAラウンドを実施しており今回の資金調達でさらに成長を加速させるでしょう!

記事リンク:https://techcrunch.com/2021/10/05/temasek-leads-550m-series-c-extension-into-orca-security-which-aims-for-further-international-foothold/


④SaaSアプリケーションのセキュリティを自動化 「Adaptive Shield」

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https://www.adaptive-shield.com/

設立🏢:2019
拠点🏠:イスラエル
調達日🕑:2021/10/05
調達額💰:$30M
ラウンド🚉:シリーズA
今回の投資家👤
(リード)Insight PartnersVertex Ventures Israel
(その他)Okta Ventures

【事業内容】
SaaSアプリケーションを使用する上で、特に注意すべきなのはデータ流出だと言われています。SaaSのセキュリティ設定ミスにより、企業データや政府プロジェクトなどコストのかかるデータを流出させてしまうことがあるのです。これらによるミスはデータ漏洩の原因としては2番目に多く、たったワンクリックで企業のスパイやランサムウェアに感染したり、クラウドのデータが流出したりする恐れがあり大変危険です。

「Adaptive Shield」は、そのようなデータ漏洩の危険を防ぐことができる、SaaSアプリケーションのセキュリティの自動化を行うスタートアップ企業です。多くのセキュリティ企業は、インフラ層に焦点を当てたクラウド・セキュリティ・ポスチャー・マネジメント(CSPM)ツールを提供していますが、Adaptive Shieldはクラウドのアプリケーション層に焦点を当てています。同社のいわゆるSaaS Security Posture Managementプラットフォーム(SSPM)は、SaaSプラットフォームのすべてのグローバル設定とユーザー権限の設定ミスを探し出して修正することができます。

現在、GitHub、Office 365、Salesforce、Slack、Zoomなど50以上の有名なSaaSアプリケーションをサポートしており、「Adaptive Shield」は2022年末までにこのサポートを150~200のアプリケーションにまで拡大するとしています。

記事リンク:https://techcrunch.com/2021/10/05/adaptive-shield-lands-30m-series-a-to-build-out-its-saas-security-platform/



⑤建築会社向け、財務管理ソリューション  「Graneet」

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https://www.graneet.fr/

設立🏢:2020
拠点🏠:フランス
調達日🕑:2021/10/08
調達額💰:$2.8M
ラウンド🚉:シード
今回の投資家👤
(リード)Foundamental

【事業内容】
「Graneet」は、建設会社が複数のプロジェクトを管理できるように、財務管理ソリューションを構築しようとしています
受注処理や請求管理など社内プロセスを覗いてみると、建設会社の大半はいまだに複数のExcelファイルに依存しており、情報のサイロ化やデータ入力の煩雑さを招いているといいます。

「Graneet」では、見積書、請求書、リソースプランニングという3つの課題を解決するとしています。クライアントが支払う予定の金額、これまでに受け取った金額、次の予定を確認できるプラットフォームを提供することで請求書管理を容易にしています。またプラットフォームから直接簡単に見積書を作成できます。さらには今回の資金調達により、今後「Graneet」から下請け業者を管理したり、請求書を複数の業者のための複数のパーツに分割したりできるようになると言います。

上記の他にも下請け業者をプラットフォームに招待すると作業状況の進捗をを見れたり、「Graneet」を使っていない元請企業に毎月の進捗報告を共有できたりします。「Graneet」未使用者も恩恵を受けれる、ツールを身近に感じられるため、さらに顧客が増えること間違いありません!

記事リンク:https://techcrunch.com/2021/10/08/graneet-thinks-construction-companies-should-switch-from-excel-to-their-tool/


今週も最後までご覧くださりありがとうございます🙇‍♂️
以上が2021年10月第1、2週に調達している世界の注目事例5選でした!
Gazelle Capitalはこのような既存産業に対するソリューションとしてSaaSを提供しているスタートアップに多く投資をしております。
起業を検討中、または資金調達をされるご予定の起業家の皆さんはぜひGazelle Capitalの 問い合わせフォーム または 近藤のTwitter にてDMでご連絡くさだい!


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