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”令和だよ、日本改造法案大綱、行ってみよう!”〔1〕現代語訳篇😅

先日投稿した⇒令和だよ、日本改造法案大綱、行ってみよう!” 何祐子現代語訳篇😅

 これの、更に続きを現代語訳してみました。。😀😀
 先に目次を載せて置きます。⇩

日本改造法案大綱目次
 
緒言
巻一 国民の天皇:
  憲法停止、天皇の原義、華族制の廃止、普通選挙、国民自由の恢復、国家改造内閣、国家改造議会、XXXXX
巻二 私有財産の限度:
  私有財産の限度、改造後の私有財産限度超過者、在郷軍人団会議
巻三 土地処分の三原則:
  私有地の限度、私有地限度を超過する土地の国納、土地の徴集機関、将 来の私有地限度の超過者、徴集地の民有制、都市の土地市有制、国有たるべき土地
巻四 大資本の国家統一:
  私人生産業の限度、私人生産業の限度を超過する者、国家の生産的組織、其の一〔銀行省〕、其の二〔航海省〕、其の三〔鉱業省〕、其の四〔農業省〕、其の五〔工業省〕、其の六〔商業省〕、其の七〔鉄道省〕、莫大なる国家収入
巻五 労働者の権利:
  労働者の任務、労働賃金、労働時間、労働者の利益配当、労働的株主制の立法、借地農業者の擁護、幼年労働の禁止、婦人労働
巻六 国民の生活権利:
  児童の権利、国家扶養の義務、国民教育の権利、婦人人権の擁護、国民人権の擁護、勲功者の権利、私有財産の権利
巻七 朝鮮其の他、現在及び将来の領土の改造方針:
  朝鮮の郡県制、朝鮮人の参政権、三原則の拡張、現在領土の改造順序、改造組織の全部施行せらるべき新領土
巻八 国家の権利:
  徴兵制の維持、開戦の積極的権利
結言

日本改造法案大綱 - 国立国会図書館デジタルコレクション

 かなり私流に現代語訳してるので、

 北一輝著    何祐子現代語訳
 日本改造法案大綱=健全国家・日本への『秘策』 
 ”令和だよ、日本改造法案大綱、行ってみよう!”

 取敢えずこんな⇧題名にして置きます。『国家改造(こっかかいぞう)』という言葉がちょっとコワモテな印象な為、そのうち別の言葉を探して統一したく。今は意味が通る言葉を適宜当て嵌めてます。
 参考元は、青空文庫 Aozora Bunko日本改造法案大綱 - 国立国会図書館デジタルコレクション、其々の削除箇所も追々出来るだけ追記します。
 万一完訳できたら本当に自費出版してみたいです。。←主婦の野望(笑)😀😀

  国立国会図書館デジタルコレクション巻頭は、西田貢(にしだ みつぎ)氏の『普及版の刊行に際して』で始まります。

普及版の刊行に際して

 日本改造法案の普及は、吾等多年の期望であったが、何事も思うに任せぬことばかりであった。

 此刊は、同志田中操君の努力によって刊行されたものである。田中君は一下級船員である。本書を天下に普及しようと欲し、その為に同君は5年間僅かな賃金を貯めて此度の出版費を提供してくれた。吾等は、君の深甚なる志願と不断不屈の努力に対して無限の感激敬意を献げる。
 3年前、編纂者は著者(=北氏)の意を受けて第3回の公刊領布をしたことがあるが、田中君の普及版は其れと同じものである。只異なる悦ぶべき点は、6年前の公刊の時に当局から伏字にさせられた改造行程の手段方法の部分が、此の度其の大部分を解除されたことである。この事は、別に隠れたる同志増田一悦君の努力によるものである。併せて茲に感謝の意を表する次第である。
              昭和3年10月
              編纂者 西田 税

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凡例
1、   本書は、世界大戦後の1919年8月に上海で起草した。複写の表紙には極秘印、しかしまだ発刊前だというのに、翌年1月政府に発売・頒布を禁じられた。書中の『何行削除』の意味は此度の公刊で官憲が削除した箇所だ。
 
2、  削除された箇所は本来日本の法律に違反していない筈で、だから単に行政上の目的と思う。これを勘ぐって、削除箇所に何かアヤシイ内容が含まれてたんじゃないかと起草者へ連絡などして来ないでほしい。小枝が折られただけで、大木は倒された訳じゃない。
 
3、18-19世紀の分け目はナポレオン戦争。同じく19-20世紀初頭は世界大戦が一大段落だ。要するに、世紀などは機械的に10進数で更新すべきものじゃない。私が20世紀の初年に本書を起草出来たのは正に天命。天に拝謝したいし、だからこそ、前世紀に続出した古びた哲人たちの間違いだらけの革命理論、これをベースに本書を批判する人々を歓迎できない。全く、時代錯誤も甚だしい。昔の人は、≪娘はその母に背く為に来たり≫と言ったではないか。新世紀を迎えても、≪旧時代に背くな≫と呪詛する革命論ばかりで、全く胡散臭い事この上ない。
 
4、『注』=説明・解釈。簡単且つ明瞭な言葉を心掛け、時に結論だけにした。新時代では、「そうだそうだ~」とか、「いやいや…」等の曖昧なごまかしで何事も済ませていては駄目だろう。現代の世界三大発明の中で、火薬が人類を殺すよりも、メディアの害毒が全世界の頭脳を蝕み腐乱させ切っている。そのせいで今や多くの人々が、本当に簡単な物事を見た時に無意味な愚論が無くては理解出来ないという、まるで幼稚園児や麻薬中毒者と大差ない様な惨状に至ってしまっている。当然だが、本書の起草者は革命的な大帝国建設の一実行者などではない。だから、左翼だ右翼だとか、旧式的頭脳で考える是非・善悪に就いて質疑応答はしない。そんな暇も無いので、先に断って置く。
 
     1923(大正12)年5月   北 一輝

 
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序文
 
 現在の日本は国際的にも国内的にも問題が山積みで、有史以来の未曾有の国難に直面中。国民の大多数は貧困世帯。欧米諸国やお隣の中国も大混乱の中、政治家や軍事利権家、各界富裕層らは、陰でこそこそと自分達の今までの脱法ビジネス利権を維持しようと動いている。かといって、イギリス・アメリカ・ドイツ・ロシアの各国は悉く内政問題を抱え、隣国中国などは日本人の血で得た日露戦争勝利で辛うじて保全された恩へ日侮で酬い続けて来る。現代は正に東海の島国日本は孤立、一歩誤れば神武天皇の建国以来の危機、江戸時代末期・明治維新の内憂外患の再来を見ているようだ。
 
 日本人は、今こそ自分の住んで居る国の存在意義と、国民は皆平等との人権意識を強く持とう。そして、近年の日本社会に蔓延って来た清濁混在の内外思想に真正面から向き合って、“駄目なものは駄目!”と、きちんと排除していく必要がある。欧米諸国が関連する戦争は、天がその贅沢や奢り、乱倫ぶりに怒って『ノアの洪水』を起こして罰しているのだ。そうだとしても、社会が混乱し破壊が終わった後で、彼等が狂乱狼狽しつつ理想の社会建築を求めても土台無理な話だろう。それとは真逆に我々日本人は、欧米が破壊と殺戮に明け暮れている時に、国家社会を充実する時間を与えられたと思って、もし欧州が『再建だ!』」と口にしても、これに忖度して一緒に『そうだ!再建だ!』と声を合わせて叫ぶ必要は全く無い。日本独自の道、“良きカイゼン‐改善”の道を、唯我独尊で進むべきなのだ。
 
 日本人全員で冷静に欧米諸国の惨状を見てみよう。絶対そこに天の賞罰を覚る筈。今こそ日本人と欧米人の根本的差異を比較し、どうしたら日本をより良い国家に出来るのか、皆で意見を合わせて納得できる様な国家の方向性を定めよう。北は北海道から南は沖縄まで心を一つに一致団結し、その結果として≪天皇大権の発動≫を奏請する。日本は、天皇を奉じて速かに≪崖っぷち日本・起死回生の道≫へ、その根基を完成すべき時期がもう来ている。
 
 7億人の人口を抱える同胞国家の中国とインドは、実際には日本の指導と援助無くして自立の途が無い。翻って日本は、この50年間で人口増加率は2倍、要するに100年後は少く見積もっても2億4、5千万人を養えるだけの大領土が必要だ。国家の百年は一人の百日に等しく、こんな待ったなしの将来を憂いつつお隣りの中国の悲惨な状況を憐れみ、どこぞの直訳専門社会主義者らが垂れ流す英雄的平和論に騙されてはならぬ。社会主義者たちが言うように社会的格差が生む闘争によって社会は進化する。それは当然だが、浅薄で外面だけの哲学に立脚した欧米革命論を振りかざす学術権威者たちは、全員が眼前で繰り広げられた人類史上これまでに無い民族間競争、国家間競争に目を蔽いながら、どの口が≪科学的≫を嘯くか。武力抗争の結果、何か解決しただろうか。高遠なる『アジア文明のギリシャ』を標榜する日本が率先して≪健全国家への改善策≫を実行し成功させて、『アジア連盟』の義旗を飜す。そして、将来『世界連邦』を牽引して、『四海同胞みな仏の子』の天道を宣布して世界中へ模範を示そう。国の軍事力強化を忌む様な平和論者達の智見などは、単なる子供じみた発想に過ぎないのだから。


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巻一  国民の天皇 
 
≪憲法の停止≫
 天皇と国民全員が一丸となり≪健全国家の改善策≫の根幹を決定する目的の為に、天皇は≪天皇大権の発動≫を行う。これにより憲法を3年間停止し、衆議院と貴族的参議院の両院を解散して全国に戒厳令を布く。

 
注1)権力を把握する政治家の集団、その中枢が非常事態に陥った時は、有害言論や有害投票を無視し得る。当然だろう。大体、憲法・議会と名がつけばどんなお粗末でも絶対視されるなど、イギリス・アメリカ流の教権的『デモクラシー』の本質を隠したい頑迷な保守言論人たちの愚見であり、日本の國體を高天ヶ原的神話論法で説明する人々と同じで、笑える程レベルが低い。例えば、海軍の拡張案を討議する時に東郷平八郎大将の一票が醜悪代議士の3票より価値が無いとか、社会改策採決でカール・マルクスの一票が大倉喜八郎の7票より不義だとか、そんな馬鹿げた話は無い。投票政治とは元々から数に絶対価値を置いているが、そんなものは本来質は数より価値があるにも拘らず、それを無視した制度を旧時代から伝統的に維持し続けて来ただけだ。
 
注2)『クーデター』を保守専制を目論む一派による権力乱用の行動だと速断する者は、歴史を無視している。ナポレオンが保守的分子と妥協しなかった純革命的時代、クーデターとは大多数の議会と新聞が王朝政治を復活したい分子で満ちていた時代の革命遂行の唯一の道程だった。又現時のロシア革命でも、レーニンが反対勢力の充満する議会へ機関銃を向けて議会を解散した事例から判る様に、クーデターを保守的権力者の専売特許と考えるのは俗人的も甚だしい。
 
注3)『クーデター』とは既存の政治システムを迂回し、より直接的に国家権力を行使する方法=≪社会意志の直接的発動≫と見るべきで、その発動は時に国民の集団の中から、或いはナポレオンやレーニンの様な個の政権者に現れるもあり、進歩的な変化を促す可能性もある。日本が≪起死回生の道≫を実行に移す場合、必ず国民の集団と元首が合体し、≪権力発動≫を開始の号令にすべきであろう。
 
注4) 両院解散の必要、これは国会議員と富裕層が、≪起死回生の道≫の決行時に天皇と国民と足並みが揃わない可能性が大の為。憲法停止の必要は、その彼等が保身で現行法律に保護を求めようとする可能性が大の為。戒厳令発布の必要は、国家がその彼等の反抗的行動を弾圧するに必要な無拘束で最大範囲の自由を確保する為。この中には直訳的革命論を盲信した無知半解の言論人による妨害行為の弾圧も当然含まれている。
 
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≪天皇の原義≫
 
 天皇は国民の総代表であり、国家の根柱である原理。この理義を明らかにする為、神武国祖の創業と明治大帝の革命に則って、天皇を補佐する器を広く天下に求める。
 天皇を補佐すべき顧問院を創設する。顧問院議員は天皇によって任命せられ、其の人員を50名とする。
 顧問院議員は内閣会議の決議及び議会の不信任決議に対して、天皇に辞表を捧呈する。
 但し、内閣及び議会に対して責任を負わない。

 
注1) 日本の歴史上、これまで≪日本の國體≫は3段階の進化を遂げ、≪天皇の意義≫もまた3段階の進化を遂げて来た。

第一期:藤原氏~平氏の過渡期に至る專制君主国時代。この間の理論上の天皇は、全ての土地と人民を私有財産として所有し、生殺与奪の権を有した。

第二期:源氏~徳川氏に至る迄の貴族国時代。この間は各地の群雄・諸侯が各々範囲に於いて土地と人民を私有し、その上に君臨していた小国家・小君主と交戦し、そして連盟した。天皇は、第一期の意義に代り小君主の盟主=幕府に対して光栄を加冠するローマ法王の立場にあり、『国民信仰の伝統的中心』の意義を持っていた。この進化は欧州中世史の諸侯国神聖皇帝ローマ法王と完全に一致し類似している。

第三期:武士と人民が人格的に覚醒し、各自の君主である将軍や諸侯の私有から解放されようとした維新革命に始まった民生国時代。この時から天皇は、純然に『政治的中心』の意義を有し、国民運動(=維新革命)の指揮者であり、現代民主国の総代表で国家の代表者。要するに、維新革命以来の日本は『天皇を政治的中心とした近代的民主国』だったのだから、今の日本人は何が乏しくて欧州から『デモクラシー』を直訳輸入する必要があるだろうか。日本の歴史と現代を理解出来ない頑迷な國體論者と欧米崇拝者間の論争は、天皇と国民へ正に『非常事態』を想起させる不満爆発の一因となっている。両者の救い難き迷妄さは戒しめられるべきだろう。
 
注2) 『国民の総代表=投票当選者』制度の国家が、『或る特異な一人=総代表』制度の国より優越と考える『デモクラシー』には全く科学的根拠がない。国家は各々その国民精神と建国の歴史が異なる。中華民国を建国してたった8年の中国が前者だというその理由のみで、後者制度の国より合理的な国だと断定することは出来ない。アメリカ人の言う『デモクラシー』は、「社会は個人の自由意志による自由契約に成る」などと、建国当時の幼稚極まる時代思想のことだ。それを基にして、欧州各国から離脱した個々人が村落的結合を為して建国したのがアメリカ国なのだから、ここから判るように彼等の『投票神権説』とは、当時の『帝王神権説』を反対から表現しただけの低能哲学がその正体だ。日本はそんな建国背景を持たず、又そんな低能哲学に支配された時代も無い。アメリカの様に、国家元首がメディアへ露出して売名的多弁を弄し、売れない俳優顔負けでその姿を晒して当選を争う制度は、≪沈黙は金也り≫を信条とし、≪謙遜は美徳≫を教養としてきた日本民族なら、全く以て“奇異な風俗”と傍観するだけで十分だ。

注3) 現在の皇室の姿は、中世的弊習を復活した上に更に欧州皇室に残存してた別の弊習を加えたことで、神武天皇建国の精神である『平等』の『国民の上の総司令者』から遥かに遠ざかってしまった。明治大帝の行った革命とは、あの精神を再現して近代化したものだったから、同時期に宮中の廓清も決行したのだが、近い将来に再び同じ様に『廓清決行』が必要だろう。国家組織を根本的に再興改善しようとする時、日本皇室も当然壊れたままに放置して置くことは出来ない。

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≪華族制(=特権的富裕層)の廃止≫
 
・特権的富裕層や派閥の廃止。天皇と国民の間を阻害隔絶して来た藩・大名制を撤去し、明治維新の精神を明かにする。
・貴族的参議院を廃止して、審議院を置き、衆議院の決議を審議する。
・審議院は一回を限りとして衆議院の決議を拒否することが出来る。
・審議院議員は、各種の勳功者による互選(特定グループ内で相互選挙)、或いは勅選(天皇の勅命による直接任命)によって選出される。

 
注1)明治維新の革命は、徹底的に貴族政治を打ち壊し、そのお蔭で貴族領地問題も解決した。これは、当時フランス国を除く欧州各国が依然として中世的領土を処分出来て居なかったことに比べて百歩も先に進んでいたのだった。それなのに、西郷隆盛等の様な革命精神の体現者が世を去ると、次世代の伊藤博文等は腰ぎんちゃく的な頭のままに、本来の先進的な自国を理解せず、遅れた欧州貴族的な中世的特権が残存したモノを猿真似して輸入した。特権階級の廃止は、欧州由来の直訳による制度を棄てて、明治維新革命の本義に還ること。日本は既に欧米各国より一歩進んだ民主国だったのに、時の為政者らがその自覚をきちんと持たず、恰も劣った日本が短所を棄て、進歩的な外国から長所を学ぶとしたのは勘違いも甚だしい。
 
注2) 二院制が一院制に比べ間違いが少ない理由は、一般大衆の世論が感情的、雷同的、瞬間的に流されることが多い為だ。故に上院は、中世的遺物(=貴族や世襲的な特権階級)のみで構成されずに、各方面の勲功者で組織されるべき理由がこれだ。
 
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≪普通選拳≫
・25歳以上の男子は日本国民の権利として平等、普通に衆議院議員の被選挙権及び選挙権を持つ。
・地方自治会も上記に同じ。
・女子は参政権を持たない。
 
注1)選挙権の有無の決定要素を『納税資格』に置く制度は、イギリスが発祥だ。それは、王家が集った税金をどのように使うのか監視するのが目的だったから。しかし日本は、選挙権の有無を『国民の権利』に置く原則を守るべきであろう。それは、日本国民は全員が消費税(=間接税)の負担者だから『納税資格』を有するという理屈からでは無く、『徴兵=国民の義務』である場合、選挙は=『国民の権利』だからだ。
 
注2) 国民が国家防衛の『義務』を負う。これは国政を共治する国民の『権利』だ。人権の本質という点に於いて、日本国民はローマの奴隷や犬馬家畜の様に、単なるオトナシイ被統治者として政治特権者の命令下に自分の生死を委ねる所以は一切無い。この『権利と義務』とは、どんな条件下でも侵害されず、国外出征中の現役自衛官でも何ら制限を受けずに投票をし、又投票されるべき。

注3)女子は参政権を持たないことをはっきり明示する。日本女性が覚醒していないという意味とは全然違う。中世から欧州では、騎士が婦人を崇拝しその厚意や好意に応えることを『武士の礼儀』にした。中世史の日本では、武士は婦人の人格を武士と同一程度に尊重しつつ、婦人の側から男子を崇拝しその好意や厚意に応える『婦道』を『礼儀』として発達して来た。全くの正反対の発達、これが社会生活全てに於いて分科的発達をして近代へ繋がり来て、そして現在の欧州に於いては『婦人参政運動』、日本では『良妻賢母主義』に発展した。政治とは、人生活動の中の一小部分に過ぎない。『国民の母・国民の妻』の権利を擁護する制度を改善するだけで、日本の場合は『婦人問題』は全て解決可能なのだ。もしその方法を取らずに、女性に『口舌の闘争』を慣習化すれば、女性の持って生まれた天性を残酷に傷つけ、女性を戦場へ送り込むより酷いことだ。海外在住経験のある日本人なら、欧米女性の愚味な多弁や中国女性同士の恐ろしい口論を必ず目にする。そして、日本女性の発達の正しさに心から感謝する。良い方向へ発達した者は、悪い方向へ発達した者へ何かを学ばせることが出来るだろう。だからこそ、現代を『東西文明の融合時代』と呼ぶのであって、この『婦人参政権問題』の中に、特に輸入品の直訳海外思想(LGBTQ??)の醜態性と害悪性が顕著に現れているのである。(国民の生活権利の章を参照)

 続きは巻一の『国民の自由の恢復』から。いつになるか判りませんが。。😅😅😅 どうぞお楽しみに。。


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