水戸黄門を古墳ごと発掘!?
「この紋所が目に入らぬかーーー!」ははぁぁぁぁ(ひれ伏す)
なんども再放送で見た水戸黄門と助さん格さん一行。
諸国漫遊の中で事件を解決し、何故か、由美かおるのお風呂シーンがある。
そんなイメージありませんか?むしろ、それしか無い。
水戸黄門こと徳川光圀が、日本初の考古学者だと言われていたなんて、
ドラマでやってなかった!!!教科書にも載ってない…よね?
実は、徳川光圀と助さん格さんが行っていたのは、大日本史の編纂。古墳の発掘調査や保存も含まれるだそうです。
日本最初の学術的な発掘調査
栃木県大田原市にある上侍塚・下侍塚古墳は、徳川光圀の命によって古墳発掘調査が行われた古墳として有名です。
出土した銅鏡や刀の破片などを一つ一つ図に書き起こした後、丁寧に木箱に入れて埋め戻し、発掘調査によって崩れた部分を、松の木を植えるなどして綺麗に整備して「一番美しい前方後円墳」と呼ばれるに至っています。
森浩一先生による「日本の遺跡発掘物語」全10巻の巻頭に「(はじめに)古墳の発掘と保存の難しさ」というタイトルで、この日本初といえる発掘調査について言及されています。
329年前の発掘調査が、今明らかに!
「2021年度より侍塚古墳を再発掘する」という栃木県の発表が報じられたのが今月18日。なんだってーーー!
古墳自体の発掘調査も気になりますが、329年前の発掘調査が文献通りなのか、どのように行われたかも分かるはず。
私は、徳川光圀が遺物を埋め戻す時に入れたという木箱をこの目で見たい!
今後のニュースに注目していきたいと思います。
古墳女子がちゃん的 KODAIニュース
1/16(土)から、引き続き2/21(日)まで大分県中津市歴史博物館にて列島展こと「発掘された日本列島2020」が開催されています。
全国から出土した注目すべきスター展示物と、地元の出土品が競演する
熱い展示!そこに、古代フェスが出張しております!
中日の2/6(土)にワークショップと新作補充をしますので、
みなさま無理のない範囲で、なかはく集合!
twitterやInstagramでハッシュタグ ♯古代フェス とか #発掘された日本列島2020 をつけて情報発信しています。遠くからでも楽しんでいただけると嬉しいです。きっと、その反応が次を呼ぶはず!
というわけで、今日は水戸黄門と古墳についてでした。
それでは、次の古墳話でお逢いしましょう!
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1基でも多く古墳を巡りたいです。毎年開催している古代フェスで、更におもしろいことを企画する活力になります。