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トゥームレイダー:ファーストミッションはガチ
そういえば、最近いろんな問題がリアルネット含めて起きていて難儀しているのですがそんな中ふと安いチケットをもらっていたのでトゥームレイダーをみにいったんです。
最初はあんまり期待してなかったんです、「シャープオブウォーター」とか「ブラックパンサー」とか世間で評価されてる映画をみにいってはガッカリすることが多かったんでかなり期待値が下でした。
そんで、観たんですわ。
めっちゃ、面白かったです。
何がおもしろいってあんたそりゃ新しいララ・クロフトを演じるアリシア・ヴィキャンデルの肉体美ですよ。
冒頭の格闘ジムのシーンでの汗の一つ一つ、そして海のシーンでの体の一つ一つ、最終決戦に向かう際になぜかスローモーションになるララ・クロフトのランニングのシーン。
これは初々しさと健康さをたたえた、ある意味前のアンジョリーナ・ジョリーの不健康なララ・クロフトに対する逆のアプローチだといってもいいでしょう。
しかし、そんなララも前作ではまるで人食いサメは平気で殴るわ巨大ロボットをトレーニング相手にしてるわ現実味がない強さだったのに対して、今回はしょーもないことでケガをしておまけに冒頭の格闘ジムのシーンでは対戦相手にボロボロにされてるという人間臭さがにじんでいます。
今回、強調されてるのは人間としてのララ・クロフトでしょう。
悪人を倒すときには半泣きになり、初めて人を殺してしまったことに動揺したり、本作の悪役であるヴォーゲル(名前がかっこいい)に殺されそうになってかなりびびるといったところがあります。
例えば今のハリウッド映画らしくダメなところがあるにはあります。
例えば不自然なまでの中国推しはやはりだめでした。
舞台が邪馬台国の秘密の神殿なのですが、どう考えても香港から船を出すのは場所的に遠すぎるとおもうのです。
この映画の邪馬台国は南アジアにまで範囲を広げる広大な帝国だったのでしょうか?
香港からではなく、せめて台湾だとかあるでしょう?一つの中国政策に反するから台湾はだせなかったとでもいうんでしょうか?
逆を言えば悪いところはそこぐらいで、例えばこういう映画で存在感が空気になりがちな悪役の描写が「組織に忠誠はささげるけどめんどくさい仕事ははよやめたい><」というブラック企業の社畜気質だったのは同情度MAXだったのは高評価。
そりゃ、あんな何にもない無人島で7年もいなきゃいけないなんて苦痛でしかないわな。
性欲とかどうやって解消してたんだ?
っていうかララ・クロフトを捕まえたときレイプしようとか考えなかったんでしょうか?
とはいえ、なんやかんやで王道のアクション映画でもしも時代が10年ぐらい前だったらフジテレビの9時から流れてそうな内容だったのは高評価。
やっぱ、ハリウッド映画はこんぐらいのノリの軽さがいいんです。
ここで言いたいんですが、もうハリウッドさんは政治的正しさなんて捨てちゃってこういういい意味で見終わった後何も残らないような映画を作ってほしい。
今の時代、映画に政治的意味合いを見出して寒い高評価を出すことが多くなりましたがこの映画はそんなことは1ミリぐらいしかない。(製作者は一応考えてるんだろうけどゴリ推ししてない)
映画なんてこんなもんでいいんだという認識を思い出すほどよい娯楽映画でした、。