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賃上げよりも組織ブランディングを。
おはようございます。「いま、すぐ、やる。」の
クリエイティブディレクター矢野まさつぐです。
今回は、賃上げに頼らない組織ブランディングの力、というテーマで書いていきます。1,000文字程度のショートコラムです。
賃上げが注目される中、資金的な制約から即座に対応できない中小企業やスタートアップも多いでしょう。日経新聞の一面は、基本的に大企業の情報が載っていますから、競合他社が、同じようにやっている、などと慌てる必要はありません。
むしろ、短期的な賃上げによるエンゲージメント向上だけでなく、企業のビジョンやミッションを明確にし、組織全体で共有する「組織ブランディング」の強化が、長期的な成長と社員のモチベーション向上に寄与すると考えます。
組織ブランディングの重要性
組織ブランディングとは、企業の存在意義や目指す未来を明確にし、それを社員全員で共有・実践することです。これにより、社員一人ひとりが自社の価値観や目標を理解し、自らの役割を主体的に果たす組織文化が醸成されます。
実際の成功事例
例えば、北海道の環境大善株式会社は、事業承継を機に自社の強みや経営理念を再定義し、ブランドコンセプトを策定しました。その後、シンボルマークやパッケージデザインを刷新し、社内外へのコンセプト浸透を図ることで、企業価値の向上に成功しています。 
また、株式会社Techouseは、「会社で働く人をエンパワーメントするサービスを作る」というミッションのもと、HRテック分野で革新的なサービスを提供しています。この明確なビジョンが、社員のモチベーションを高め、組織の一体感を生み出しています。 
組織ブランディング強化のステップ
1. ミッション・ビジョン・バリューの策定:
企業の存在意義や目指す未来を明文化します。これにより、組織の方向性が明確になり、社員の行動指針となります。
2. 社内浸透:
策定したMVVを社員全員に共有し、理解を深めます。ワークショップや定期的なミーティングを通じて、組織全体での共通認識を築きます。
3. 行動の一貫性:
日常業務や意思決定の場面で、MVVに沿った行動を促進します。これにより、組織全体の一体感が強まり、社員のエンゲージメントが向上します。
まとめ
賃上げが難しい状況でも、組織ブランディングを強化することで、社員のモチベーションやエンゲージメントを高めることが可能です。自社のMVVを明確にし、それを組織全体で共有・実践することで、長期的な成長と持続可能な経営を実現しましょう。経営を圧迫するような賃上げは、誰にも利がありませんし、そもそも「自分たちの努力と成果が伴わない賃上げ」による社員のやる気は長続きしません。
それでは、今日もピントのあった1日に!
合言葉は、いま、すぐ、やる。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。スキ(ハート)やフォローしていただけると、モチベーションが保てますのでよろしくお願いします。また、組織ブランディングついて興味や、質問がある方はコメントやSNS(全て実名でやってます)のメッセージでお気軽にどうぞ。