この一年、思い返せば色々あったし、よく乗り切った
今年も早、年の瀬である。今月はあともう一本くらい記事を書きたいところだけど、来週も年越しでなんだかんだ時間が過ぎそうなので、書けるうちに一本作ってしまおう!と作成画面に向かって、この記事を打ち込んでいる。
思えば今年は、4月に今の部署(法務系)に異動してからというもの、周囲に助けられながら奮闘しているうちに、あっという間に時が過ぎた。
今回の異動は、昨年末に前打診された事から始まったが、人事部長から打診を受けた時、「え?私で良いんですか?」と思わず言ってしまうくらい不安を覚えた。それまでいたのは、会社の事業に近いところで仕事をする部署(商品関係の広報→生産管理)だったが、今回の部署は全くの畑違い(しかも前の部署とは階も違う)で、異なる視点から専門性・正確性を求められるのが想像出来たので、法務の経験もなく、法学部の出身でもない自分に務まるのか、という気持ちが強かった。その後、今年2月に正式に内示が出た時も、異動した後も「自分で本当に良いのだろうか・・・」と内心かなり不安だった。
ただ、異動時期が総会の直前で、考えすぎる余裕がなかったのがかえって幸いしたように思う。異動前に想像した通り、法務や契約関連、決算や総会に関する事等、一から勉強すべき事が多かったので、上司や同僚に色々質問して教わると同時に、書店に足を運んで数冊本を買い、家に帰って少しづつ読み進めて勉強した。
4月後半に、ベテランの同僚の方が1人、急な体調不良で2週間休みになるハプニングが発生したり、総会が近付くにつれて残業時間が増えたりする中、分からない事だらけの状態で仕事に向き合う日々だったが、(適度に調べつつ)分からなきゃ聞くしかない!と周囲に相談しながら何とか乗り越えた。
6月末に総会が終わり、暇とまでは行かないまでも少し一息を付ける・・・と思ったら、お盆休み明けからまた色々と忙しくなり、本当に大変だった。気分としては、一つ山を越えたと思ったら、また目の前に新たな山が出来ており、肩で息をしながら絶えず立ち向かうしかない感じで、さながら「新グロモント」のCMを思い出させた。
(リアルタイムでこのCMを見た母に教えてもらった時、「なんてひどいCMだ!」と二人で言い合ったものだけど、今年はまさにこのCMのキャラさながらの状況だった・・・)
下期に入ってから会社の体制が大きく変わり、同僚とともに押し寄せる仕事・問い合わせに対応する日々が続いたが、これもまたキツかった。就業時間外に自分の仕事を片付ける日々が割と最近まで続いたし、自分が受け持つ仕事のスケジュールの関係で、10月後半から今月上旬まで休みが取れなかった。そんな状況下で初めての三六チェック超過も経験してしまったが、それでも年内最終日までダウンせずによく仕事を続けられたと思う。
ただ、さすがに今月は体力的に限界を感じる場面が増え、ポカミスを何度かやらかしたり、自分でその事にゲンナリしながら後処理をする事もあった。その影響で、年内に片付けようとした事がいくつか年明けに回ってしまったが、それでも「よく一年間乗り切った、えらい!」と自分を褒めたい。
そんなこんなで、今の部署に異動してから大変な事の方が多かったが、一方で得られた事もまた多かったと思う。法務初心者ながらも決算説明会や総会等に携わる中、会社という組織がどう動いているのか学べたのは大きかった。また、これまでいた部署で経験した業務が、社内でどう繋がっていくのか、思わぬところで垣間見えた事もあった。そんな時は、今まで色々もがきながらやってきた事は決して無駄じゃなかった、と嬉しくなった。
年明けもまた、色々な山が目の前に聳え立つ中でのスタートになる。その中には手探りで進める事もいくつかあるけれど、周囲の助けを借りながら(時に私も手を貸しながら)一歩づつ前に進もうと思う。気負いすぎず、けれど驕り高ぶる事なく、自分の業務に真摯に向き合っていきたい。
仕事とは別で、来年の目標が1個。
来年こそはまたDELEを受けたい!最後(一昨年)にC1を受けた時は勉強不足で見事に落ち、去年と今年は受ける余裕がなかったので、来年また受ける予定だ。これもなかなか大変だけど、地道に(そして楽しみながら)頑張ろうと思う。