見出し画像

咳が長引くその原因、「腸」かも⁉️

そう感じたのは、肺炎入院をしていた子の
お母さんから入院まえのレントゲン画像をを見せてもらったときでした。

「咳って肺炎治ってもなかなか止まらないね」と。

「えっ」、肺炎よりも驚いたのは、
お腹の中がガスだらけのような画像。

「ガスに押された肺は動きにくそう」といった印象です。

便秘ぎみのようすで、ポンポンとお腹の叩くと太鼓を鳴らしたように響きます。

そういう私も喘息になるまえには必ずと言っていいほどお腹の張りが強くなるを感じていましたが、このことが「呼吸」に関係していたなんて心不全になるまでは気づくことはありませんでした。

じつは咳が止まりにくいひとに腸のガスが増えているひと、多いんです。

腸のガスが増えると、呼吸筋の疲れから背中がつっぱる、肋間神経痛こともあります。


          ※※※


そもそも呼吸は、自ら「肺」が動いているわけではありません。

呼吸筋や横隔膜の筋肉が拡張や収縮することで「呼吸」ができています。

ガスが増えると肺をうまく広げられない

しかし、、

腸のガス発生が増えると、常に横隔膜が持ち上げられるために、呼吸は浅くなります。

注)じーっとしているのに酸素濃度が99%になるひとは、呼吸が浅く少なくなっているかもしれません。

リラックスできるバランスの良い呼吸は、自分呼吸は腹式呼吸と胸式呼吸が6:4の割合で行われている状態が理想と言われています。

鼻から息を深く吸って深呼吸。口を窄めて長くゆっくり吐けるでしょうか。


         ※※※


つらい咳ですが、咳は肺や気管などの呼吸器を守るためです。外から入ってきたほこり、煙、風邪のウイルスなどの異物を気道から取り除こうとする生体防御反応です。

咳がでるからといって、無理やり薬で止めると、不要なものを取り除こうとする力を邪魔することになると、咳がひどくなったり、気管支炎や肺炎などの合併症になってしまう場合もでてきます。

実際、肺炎になりやすいお年寄りの多くは、大きな咳が出せなく、痰を外に出すことができなくなってしまっているひと、たくさんおられます。


        ※※※


今の世の中は、ガスを増やすことがたくさん。お腹を冷やしたり、刺激する食べ物がたくさんあります。咳が止まりにくいとき、お腹のガスが増えていないか観察してみてください。

腸を休めるてガスを減すには「白米中心」と1日2食、しっかり噛んで食べることをオススメします。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

いいなと思ったら応援しよう!