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【企画】笑いあり涙あり驚きあり【おすすめ海外映画】

「だいありートーク」と並行して行われている「ジャンル別おすすめ映画」。以前紹介した、『らいまるのドラえもんシリーズ』や『ぐっさん。の細田守監督シリーズ』とはちょっとテイストを変えて、今回は、これまで邦画しか紹介してこなかった私がおすすめの海外映画を紹介したいと思います。

以前の「だいありートーク」でも話したように、あまり洋画には詳しくなく、邦画ばかりを観ている私ですが、まったく洋画やアジア映画を観ないわけではありません。予告編を観て面白うそうだなと思った映画は意外と観ますね。期待外れというか、あまり面白くないなと思う映画に出会うこともありますが、その中でも印象に残っている3作品を紹介させてもらいます。

~愛は地球を救う~

1つ目は『パッドマン 5億人の女性を救った男』という映画です。私自身、初めて観たインド映画で、何回も出てくるいきなり全員が踊りだす演出には最後まで付いていけませんでしたが(苦笑い)、実話をもとに作られたこの作品自体は感動ものでした。

愛する妻を救いたいその一心で夫が壮大なる計画を立て、次第に周囲を巻き込んでいく。そして、長い年月を掛け、その計画を実現し、世界を変えていく物語です。

特に男性には日ごろ馴染みのない、生理用ナプキンが物語の重要なファクターになります。さらに、日本や欧米と違い、生理に対してあまり理解がなく、身の汚れとして扱われてしまう風習の残るインドでは、そのことを口にするだけでもタブーされていました。しかし、そのことに対して疑問を持ち、周囲から白い目を向けられても自分の信念を貫いた主人公・ラクシュミの生き様はかっこいいの一言です。

最後、国連に招待され大勢の前で披露するスピーチは素晴らしいのでぜひ聞いてください。観終わったあとは心がすっきりとし、エネルギーをもらったような気分になります。

~海を越え、時を超え、難関ミッションに挑む~

2つ目は『バッドジーニアス』という映画です。タイの映画ではありますが、多くの国で上映され、数々の賞を受賞しています。『バッド』と『ジーニアス』をくっ付けたタイトルはとても的を射ていると思いますね。

この作品は一言でいえば、大学受験を舞台に1人の天才女子高校生がカンニングをするという話なのですが、そのカンニング方法はかなり巧妙に仕組まれたもので、試験当日の目まぐるしい展開はハラハラドキドキが止まりません。

天才って良くも悪くもすごいなと。でも、大変なんだろうなと。天才と凡人。どっちが幸せなんですかね?

ただ、その前後に描かれているカンニングを実行するに至るまでの経緯や彼女を取り巻く状況、試験後に待ち受ける彼女の未来からは色々と考えさせられるものがあります。

余談ですが、大学時代に友達の解答を堂々と写すという方法でカンニングがバレ、単位没収の危機に直面した経験のある私からしたら、どこか他人ごとでは観られませんでした(笑)。

~一瞬たりとも緊張感の途切れない密室サスペンス~

3つ目は『ギルティ』という映画です。あまり馴染みのないデンマークの映画なのですが、作品自体は88分と少し短めであっという間に観ることができます。でも、88分という時間以上に長く感じられ、きっと、観終わったときには驚きと恐怖に包まれていることでしょう。

この作品の特徴は、警察の緊急通報指令室(110番の通報があったら最初につながる場所)が舞台で、シーンの移り変わりはほとんどありません。さらに言えば、“演技”というよりは“声”が作品のキーを握ります。

あらすじとしては1人の女性から掛かってきた通報をもとに“誘拐事件”の真相を解決していくものです。その緊迫感溢れる音声のみのやりとりに引き込まれ、様々なラストシーンを想像することができますが、結末としては『あっちがこっち』で『こっちがあっち』という感じですね…。(分かりづらくてすみません。でも、観てもらえればこの表現がピンと来てもらえると思います。)

舞台設定やあのリアルめいた緊迫感や洋画ならでは、邦画で表現するのは難しいのかなと思いました。こういう作品に出合うためにもたまに洋画を観るのは大切ですね。


~おまけ~

本当は韓国映画の『タクシー運転手』という作品も紹介したかったのですが、後日、違う記事で扱う予定とのことなので、今回は外しました。ただ、とてもよい映画なのでぜひ、観てください。

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