野良猫の存在しない社会は実現できないの
令和元年度に殺処分された犬猫の数は約33,000匹。そのうち猫が約27,000匹。
猫を飼う人が増えている一方で、ペットから野生になるもの。
野生のまま生まれてくるもの。
そして殺処分されるもの。
保護猫活動をされている方を沢山見かけますが、追いついていない現状だと思われます。
野良猫問題と空き家問題を一気に解消する
野良猫問題と同じく問題になっているのが空き家問題。
そこで、空き家を集合住宅にリノベーションする。
テーマは「猫と住める集合住宅」
ペット可の集合住宅はありますが、様々な理由でペットを飼いたくても飼えない人が一定数存在しています。
そういう方向けに、ペットと住める集合住宅を用意する。
しかも、空き家をリノベーションして。
そのコンセプトとして、個別の部屋とは別に住人みんなが使えるパブリックスペースを設ける。
そこではお互いが自由に会話や食事をしてもいいし、猫同士を遊ばせてもいい。
普段から仲良くしておけば、誰かが長期外出をする必要が出てきても、他の誰かがその人の猫ちゃんを面倒みてくれる。
そして、例えば保護猫を飼ってる住人さんは家賃割引をつけるなどして、野良猫を減らす。
そうやって、空き家問題と野良猫問題を解消していけないでしょうか。
地域猫(野良猫だけれども、去勢・避妊手術を行なって、その地域の人たちで面倒をみる猫ちゃんたち)の活動も支持してしていきたいけれども、猫は昔から人の愛玩動物として生活してきた歴史が長いので、やはり人と暮らすのが一番だと思います。
ペットショップに本物の犬猫を展示するのもやめたい
私は、ペットショップに行くのがあまり好きではありません。
売れ残ってどんどん大きくなっていってるゲージの中の子をみると、なんとも言えない辛い気持ちになるからです。
ペットショップに本物の動物をいさせる必要が本当にあるのでしょうか。
3DCGや映像、VR...なんでもいいけれども、そういった仮想のペットを見て、妊娠・出産の期間を待ってでも飼いたいと思うひとが飼う。
そうすれば、そもそもの捨て猫・犬が減るんじゃないでしょうか。
それには、ペットショップとブリーダーの協力がないとを解決できない。
だから、そこはもう国や自治体からの指示で全国一斉にやってしまうしかない。
何処かにだけ頼んでも「あそこもやってるから」って納得してもらえないだろうから。
保護猫も飼えば家猫になっていく
我が家にも保護猫が数匹います。
保護した猫って、保護した時はいかにも野良猫みたいな表情なのに、一緒にいる時間が増えるにつれてどんどん表情や仕草が変わってきます。
あれすごいですよね、どんどん家猫になっていく感じ。
野良猫も空き家も、人から捨てられたものがどんどん人の元へ帰っていってくれればいいのになぁ。