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【雑記】どちらもありうる。そんだけだ。の思考

現在の職場の契約が終わろうとしている。

そんなことは初めからわかっていて
今月末に継続できるのかの結果がわかることは
知っていたのだ。

だが、今日会社から3月1日をもって保険を解約するという旨の手紙が
保険会社から届いた。

日本でいうところの社会保険料と同じようなもの。
必ず入らないといけないものなので、詰まるところこの保険の連絡は
契約の終了を確実にするものの証明でもあるのだ。

で、それを先に家で自分の手紙を開封して知った妻から電話で
話を聞いた。

自分がドイツの社会の仕組みを理解していないのも多分にあるが
とにかく妻の言動は自分の不安を刺激することが多い。

僕には見えない、わからない仕組みや物事に対して
自分の頭の中で繰り広げられるネガティブな思考や
それを前提とすた行動や言動をシュミレーションする癖がある。

特に、日本にいたときに不安を煽られるようなことがあれば
相手を殺すか自分が自殺するかまで脳内でネガティブな
シュミレーションをすることが多かった。
僕は大元、攻撃的なネガティブ思考だと思う。

が、そんな思考は捨てた(つもり)。

聞いた時に、いきなりだから何?という開き直り思考までは到達しなかったが
話を聞いてショックを受けてから、比較的立ち直りが早かったと思う。

で、よくよく考えた後に
これ、契約更新の場合でも処理同じで、クビとも継続とも取れるよね?

ということだった。

というのも、一応軽く調べたところ
雇用形態が変わる場合でも保険の内容を企業は変えないといけないらしい。

そうなると、雇用が継続される場合、自分はステップアップできるのか?
と思いを馳せることができる。

この2つの両極端な解釈。
ここでふっとある言葉が浮かぶ。

呪術廻戦の鹿紫雲というキャラクターが発した言葉だ。

彼は純粋な戦闘狂キャラとして初めは敵として登場して
物語のラスボスと戦いたいという理由から
主人公陣営に入るという特殊なポジションの強キャラである。

呪術廻戦、もといこの鹿紫雲というキャラクターは
ちょくちょくネットで有名になる言葉を残しており

これはその中の一つ。
ラスボスと味方の最強キャラが戦っている時に
ラスボスが使役する式神のルールが何に準拠するものなのか
仲間内で議論しているときに出てきた言葉である。

世界が滅びる可能性もあり、自陣営で最強の味方が戦っているからこそ
味方陣営のメンバーはその戦いのハイレベルさに驚くのと同時に
もし今戦っている味方が負ければ次は自分たちが戦うので
式神の情報を最大限に分析しておこうとしている。

そして、敵の式神は
「あらゆる事象に適応し、どんな攻撃も効かなくなるようになるし、
どんな防御も突破する攻撃を身につけることができる」
という能力。

これが時間経過による適応なのか、何回も経験することからくる適応なのか。
その議論を味方でしている最中に鹿紫雲がそれを一蹴するように答えたのである。

この言葉自体はネットミームとして使われていて
どちらかというと文脈から考えると投げやりにも見える発言から
ちょっとしたネタとして広がったものだ。

ただ、僕としては今似た、極端で現実的にまだわからない出来事に対して
鹿紫雲のような捉え方が、非常に羨ましく思った。

目の前で起こっている結果に対して、その先に起こることを想像するわけでもなく
ただ結果を受け入れてそれでもなおどちらでも戦える意志を示している鹿紫雲。

個人的には、鹿紫雲の強い意志と自信を感じる発言だと思う。

今の僕には、この思考が必要だ。
不確定だが自分にとって重要な局面での解釈に悩む時
ただ目の前の現象を受け入れた上で自分はベストを尽くすという思考。

自分の中で虚構のストーリーを空想して
楽観的になったり悲観的になったりするのではなくて
ただ目の前にあるものに集中する。

周りで何を言われていようが、どう評価されてようが
契約が予定通り終わる挙動が見られようが
直接結果を聞かされるまでは、実際のところはただの想像でしかない。

ただ、もちろん直接注意されたことや不十分な結果については
大いに反省し、そして改善を試みる。
今ある自分でできる、今の全力を考え続けて
自分のアプローチで契約が終わるまで全力で走る。

他に鹿紫雲が発言したもので有名なものに
「それは、雑魚の思考だ。」というものもある。

すごく簡単に言えば、
相手が条件付きの無敵状態で、数分間いなせば勝ちが確定するが
あえて無敵状態の相手を倒してやろうと考えている時に出てきた言葉。

仕事が継続できようが、継続できなかろうが
どんな感情であれ手を抜いてしまって
今月末まで仕事をするというのは
まさしく雑魚の思考だろう。

もしすでに見切られているのかも知れなくとも
やることはただ一つ。仕事をしている間は自分の全力を尽くすこと。

そんだけである。

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