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「意識高いね!」じゃあないんだ。暗くて暑いんだよこっちは。

久々に友達とLINEのビデオ通話をした際

「お前、ベランダで日光浴しながら会話してんの?意識高いね〜笑」

なんて言われた。
そうだ。最近無意識的に晴れていれば少しでも外に出て日光浴というか、ベランダで本を読んだりこうやってパソコンで何かを書いていたりする。

なので慣れてしまっていたが、これは昔僕も感じていた
「海外あるある、無駄に意識高くなる」
じゃないのか!?

い、いや、違う。言い訳させてくれ!

僕が今いる環境は、「暗くて暑い」から、外の方が圧倒的に快適に過ごせるのだ。
というか、ドイツ住み始めればそうならざるを得ないと思う。。。


クソ暗いドイツ

国自体が普通に暗い

ドイツは、マジで、暗い!!!
これは緯度が関係しているのだと思うが
まあ〜暗い!
空の色素が、薄い!!

ドイツで有名な詩人、ゲーテの死に際に
「Mehr Licht!(もっと光を)」と言ったことは議論があるものの有名で
そりゃ、いうだろ。って感じ。

しかも僕の住むハンブルクは年間の降雨量が多く、すぐに曇る有様。
意外とこういった環境的暗さって精神的にくるんですよ。

だから反対にカラッと晴れている時なんていうのは
気分が良くなりますね。

一般的な室内と、照明が暗い

ま〜じで、暗い。
ドイツというか、これはヨーロッパかもしれませんが
基本的に非常に密閉性の高い建物の作りになっており
それに伴い基本的に暗い。

というか、光を取り入れるために窓とかはでかいのに
根本的な光量が少ないんだから、暗い。

そのくせ、採用しているのは「太陽に近い」とかいう理由で
黄色っぽい電球色。

特に最近のように天気がいいと後述しますが逆に次は熱がこもってしまい
蒸し風呂では済まない危険な暑さになってしまうので
反対に遮光する必要がある。そうなるともはや昼の明るさではなくなる。

たまに思う。僕の家、屋根裏なのに
たまに地下室なのか?って思うくらい暗くなる時がある。

無駄な環境意識のせいで暗い

ドイツは、環境保全などに全振りの国だ。
日本人から見ると、マジで過激にも思えてしまう。

さて、そんな環境保全意識が激高のドイツ。
光熱費も激高である。
ただ、これは政治的な理由がでかい。
原発やめてしまったので他国に依存しているところも多くあるからだ。

という国とドイツ人自体の環境意識の高さから
全くもって電気をつけようとしない。
というか、目が悪くなるだろうにあえて暗闇の中で
僕の妻は行動することが多い(まだマシな方。妻の親戚はもっと過激だった)

いや、僕見えないんですけど・・・
と思い電気をつけると、怒られる始末。

色々思うが、ドイツ人は本当に日々の生活を質素にしすぎているというか
環境を意識しすぎていて、自分たちの生活環境をおざなりにしていないか?

クソ暑いドイツの部屋

エアコンはない

そう、エアコンはない。これはある意味数十年前までは夏でも日本のように死人が出るレベルではない天候だったためだと思われるが
とにかく、エアコンがないのだ。

僕は日本にいる時はエアコンつけっぱで生きてきた人間だ。ない環境なんてものは信じられなかった。

そして、これは単純に家だけではなく、他の施設においても空調が効いていないということはまあまあある。

ただ近年温暖化でドイツも暑くなってきたらしい。それでも十分涼しい方だが、
後述する家の作りが、猛威をふるう。

本当に室内で涼みたかったら、大型施設に行くか、公共交通機関に乗るのが確実だ。

熱の逃げ場がない

ドイツの部屋は密閉性が非常に高い。
これはもちろん冬場のクソ寒いシーズンに、少しでも熱を外に逃がさないようにしているからだろう。

そして、前述した、少しでも光を取り込もうとしている巨大な窓が猛威を振るい始める。

光によって発生した熱が、部屋の中に篭り続け、いつの間にか蒸し風呂状態になる。
しかも、熱が逃げていかない。たとえでかい窓を開いたとしても、換気による排熱よりも入ってくる光によってたまる熱エネルギーの方が、明らかに多いのだ。
※もちろん、普段は遮光している。それでも熱エネルギーの方が勝つ!
そして遮光するせいで暗い!

ドイツの家の昼は、地獄だ。
もちろん、僕の家が屋根裏にあるからというのが一番でかいのだろうが
とにかく暑すぎてまともに思考が出来なくなるレベル。

だから、基本的に僕たちは昼は外に逃げている。

そして夕方くらいに帰ってきても
熱は溜まり続けているので、なんとまあクソ暑い。
換気するのは絶対である。

クソ最高なドイツの外

さて、部屋は暗くて暑くて敵わない
居住環境としてはこの上ない不愉快で最悪な環境であるが

外はどうか?晴れていれば、最高だ!

まず居住区域においては緑が多く
そして公園が異常に多い。

それはドイツ人が外に出ることが好きだという国民性に起因している。

ハンブルクの場合は、川や湖などを中心として
お散歩コースが結構あり
ヨーロッパの景色を楽しみながら
日常を過ごすことができる。

そして夏といっても、実際は日本に比べて全然涼しく
湿気があまりないのでカラッとしており
30℃あると言われても日本ほど苦があるわけでもない。

そして、晴れてさえすれば、日本ほど強烈ではないが
スカッとする明るさではあるので
気分も家にいるよりも全然晴れる。

簡単に言えば、夏でも心地よい。
その代わり日本みたいに多くの刺激が外にあるわけではないので
遊ぶというより、まったりする。という感じに近い。

リラックスする場所を公園に求めているような、そんな感覚だ。
遊びたいなら、公園でサッカーするなりBBQするなり
ハンブルクならカヌーをしたりと、どうしてもアウトドア系のアクションが
多くなってしまう。

だが仕方ないことだとも思う。こんな環境じゃ仕方ない。
我々は晴れれば外に出て素晴らしい天気を享受しなければならないからだ。
そうじゃなきゃ、地獄のような釜茹での中で1日を過ごさなければならない。


さて、最後に、これらを考えた上で、
僕の行動が「意識が高い」と言われてしまうと
実際のところは違うのだと、反論させて欲しい。

外にいた方が明らかに明るいし、外にいる方が空気が綺麗で、涼しいし
気持ちいいのだ。

だから、自ずと室内じゃなくて外で会話したくなるのも普通のことだし
ベランダにアウトドアチェアーをおいて、本を読むことも仕方のないこと。

最近、近所の人がお庭でテントを張ってバーベキューをしていることにすごく羨ましくなり、いつかバーベキューセットとテントを買って自分たちも一日中外でゆっくりしたいな〜とか
週末はカヌーをしてハンブルク市内の用水路を巡りながら遊びたいな〜とか

そんなことを思ってしまうのは、とても当たり前で、仕方のないことなのだ。

日本では、そんなことをしなくても楽しめたし、美味しい料理も遊びも充実してて
部屋の中が明るくて涼しくて快適な環境なんて、ドイツにはない!!笑

ドイツの娯楽は、この世界から与えられてきた環境であり、緑であるのだ。
それしか。。。ないのだ。。。。涙


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