募金、義援金を考える
令和6年能登半島地震
2024年1月1日、元旦の夕方、能登を震源とした最大震度7の大地震が発生しました。この記事を書いている今も予断を許さない状況で、被災された皆様にはお見舞い申し上げます。
長男がつい数か月前まで1年近く能登半島の珠洲市に在住しお世話になっていたこともあり、とても他人事とは思えませんでした。
お正月ということもあり、帰省されたり、自宅でゆっくりされていたタイミングでの被災、かける言葉もないように思います。
募金活動や義援金
東日本大震災や、熊本豪雨災害など、災害の際に募金や義援金を募って被災地支援をした、された記憶がある方も多いのではないのでしょうか?
私が働くスーパーでも募金を募ると、大きな災害であれば10000円札が募金箱に入っていることもありました。
今まで募金や義援金を寄付したことがある方なら、今回の災害でも寄付したいと思うのが当然だと思います。
そして実際にどこに寄付すればいいかわからないから、スーパーの募金箱や、ボランティア団体、居ても立っても居られない方はご自身がされている飲食店の店頭に募金箱を設置したりしているところも見かけます。
募金や義援金はどこに寄付すればよいのか?
募金活動を長くされている方に話を聞くと、募金団体が増えれば増えるほど、収集に時間がかかったり、必要なところに届きにくくなったり、不公平な分配になったりしているケースが多いと言われていました。
つまり、出来るだけ募金や義援金は同じところに集める方が分配しやすい、大きな金額が短期間で集まるということです。
被災後の早い段階での募金、義援金の寄付先については、行政(被災県庁)のHPなど支援先が明確な情報をしっかりと得て寄付する事が大事です。
10円、100円といったコインでの募金がしやすいのは人情的にわかりますが、被災地に届くのが随分と先になってしまうということです。
(場合によっては早いケースもあります)
今回の能登半島地震で能登半島に募金、義援金を寄付したいと言われる方であれば例えば石川県のHP内にリンクが貼ってある日本赤十字社石川県支部、石川県共同募金会が早い段階で寄付先として登録されています。
支援物資の提供
現金書留でも送れるようになっているようですが、振込が寄付先にとっても良心的な寄付方法だと思います。
支援物資を提供したいという気持ちもありますが、被災地に届くまでに数日かかるということになれば、必要な物資も変わってきます。
むしろ大量に生産している企業からの提供の方が大量に早く届いています。
寄付したい、何か送りたい、その気持ちと被災地の必要な物が合致していないといただいた物資が大量に余ったり、廃棄されたりしかねません。
現地の自治会や行政の方と繋がっていて、この物資を届けてほしい、といった要望があるところに物資は持っていくのが賢明でしょう。
まとめ
何かできないか?もやもやされている方、寄付したいけど、どこに寄付するのがいいんだろう?と思われている方は行政のHPを検索して、そこに掲載されている情報から寄付先を選択されるのが早く、有効に被災地に届く寄付方法ではないかと思います。
富山県、新潟県など隣県も被災されていますので、同様に寄付先を検索して振込で寄付される事を検討してみてはいかがでしょうか?
※減税の対象になるケースもあります。