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あかがねマラソンに参加して

地元新居浜市のマラソン大会に参加してきました。
というより、今回が第8回目ですが、1回目から参加しています(子どもの文化祭と重なった時は参加を見送ったことがあります)
初回から少しづつ様変わりしてきた地元のマラソン大会のレポートです。


あかがねマラソンの特徴

工都新居浜市は別子銅山の町として栄えた歴史があり、「あかがね」を冠したイベントやグッズなどが多々あります。
ちなみに、あかがねマラソンのスタート、ゴール地点でもある山根公園のすぐ隣に別子銅山記念館があり、別子銅山の歴史を知ることが出来ます

あかがねマラソンは別子の山道を上がって、下りてくるシンプルなハーフマラソンのコースが名物のハーフマラソンです。
児童向けの2Kmコースや一般まで参加可能な5Kmコースもあり制限時間が緩いのも特徴です。
( ※ハーフ 3H 、 5Km 1H )
とはいえハーフのコースは高低差400Mの山道中心のハードなコースです。紅葉シーズンのマラソン大会なので、山道の紅葉には目を奪われます。
限られた予算内での大会であることが垣間見えるところもあります。
山道中心のコースにすることで、通行止め区間を限定出来、通行規制の為の人員を最低限に抑えられています。
隣接する体育館内を着替えスペースに充てることや、事前にランナーに送付されているゼッケンと靴紐に着けるランナーズチップを準備しておけば、当日の受付も不要で、すぐにスタートしてゴールしたら完走証を発行してもらったら、特に何もする必要がありません。
このあたりのドライな(あまり人を介さない)設計も大きな費用をかけずにイベント運営をしていると感じます(そのことによって大会の質が下がることもない)

ゲストランナー

ゲストランナーは山の神と呼ばれる柏原竜二さん。
マラソン好き、駅伝好きにはたまらないゲストの様です。
山を走る大会なので、そのあたりもゲストとしてはピッタリです。
ただ、第一回大会が土佐礼子さん、他、AKB48メンバーの方等が来られていた大会もあっただけに、落ち着いてきている感はあります。

ゲストランナーも一緒に走るので先頭集団で走るランナーにとっては楽しみでもあります。
ゲストランナーが新居浜の大会に来てくれるのは大会のサポーターでもあるバルセロナ五輪に出場した渡辺高博さんの功績が大きいようです。
毎回、ハーフ出走前に体操をしたり、ポイントレッスンをしてくれるのも大会の楽しみの一つです。
今年は新市長も出走し、ゴール後にトークをするというのもあってこれも面白かったです。

コスプレ/ファンランナー

マラソン大会の面白さのひとつにコスプレランナーがあります。
一般的に早く走ることが目的であれば、熱を早く外に逃がしたり、汗がベトつかない等の機能性の高い衣類を着用したほうが効率よく走れるでしょう。
季節や天気によって、帽子や手袋、サングラスなどの小物も快適に走れるグッズになります。
コスプレをして走るとなると、着ぐるみやマスクを着用することで発汗が促されて効率よく走る事が困難になったりします。

ちなみに私はあかがねマラソンは第一回大会から毎回コスプレをして出走しています(笑)
愛媛マラソンや竜馬マラソンといったフルマラソン、別地域で出走した津島マラソンや大島マラソン(10K)等の大会ではマラソン用の衣類を購入し快適に走れる工夫をして走りました。
何で地元のあかがねマラソンでだけコスプレをしているのかというと
第一回大会で出走したきっかけが、私が勤めているスーパーの駐車場の前がコースになっていました。
それなら応援で盛り上げようと、地元の獅子舞保存会の方や小学校の吹奏楽クラブに依頼して駐車場で獅子舞や吹奏楽をしてもらう段取りをしました。
(その節は無理なお願いにご協力いただき大変感謝しています)
その際、私は出走して、その頃上映されていた地元の映画「ふたつの昨日と僕の未来」を応援する為(お店でも応援の動画やポスター掲示をしていました)、映画の主人公のコスプレをして(スーツズボンに赤いダウンジャケット、かつら)走る事にしたのです。


派手なコスプレではありませんでしたが、私の店の前では大うけ(?)で、ゴール後はインタビューを受けるなど、手ごたえがありました(走りの手ごたえは微妙でしたが)
それ以降、あかがねマラソンはコスプレ!みたいなことが自分の中で芽生えて毎年、コスプレグッズを買ったりしながらコスプレランを楽しんでいます。
ネガティブな理由としては、タイムが伸びない(むしろ落ちている)ので違う楽しみを見つけた・・といったところもあります。

コスプレランの醍醐味

コスプレランの醍醐味は何といっても目立ちます。
何人かはコスプレランナーの方はいらっしゃいますが、かぶっていたとしても目立ちます。
そして、受け入れられます(笑)
まるでハロウィンの様にマラソンランナーの中にコスプレイヤーが居ることが自然なんですね。
応援を独り占め出来ます(爆)
たくさんの方と隣接しながら走っていても沿道の応援がコスプレキャラになるんです。私はウルトラマンティガにコスプレしていました。
「ウルトラマーン!」
「シュワッチ」
「カラータイマーなってるよー!がんばれー」
みたいな感じで、応援自体を楽しんでいるように感じます。
見ず知らずの私をジャンジャン写真を撮ってくれます。
ゴールした後、見ず知らずの方から
「カメラを向けたらポーズを取ってくれてありがとうございました」
と言われました(゚Д゚;)
いやいや、こちらこそ応援ありがとうございます。。。なんですけどね。
沿道の応援だけでなく、ランナーからの声かけも嬉しいですね。
私の様に遅いランナーは、早いランナーが折り返してきてすれ違う人数も多いんです。
すれ違うたびに、
「ウルトラマンがんばれ!」
「ウルトラマン」
と言ってくれました
ウルトラマンと呼ばれれば、マスクを外しても振り向いてしまうほど自分がウルトラマンになっていました(笑)


あかがねマラソンの感想

総括として、マラソン好きにお薦めしたいマラソン大会といえるかどうかといわれればクエスチョンです。
アットホームな感じで、大きな予算をかけずに小さく楽しめるような設計の大会です。
起伏が激しいので恐らく平地のランに比べてタイムが出にくいのもネックかもしれません。
標高の高いところまで登るので、気温もぐっと下がるでしょう。
それでも、地元のボランティアの方の炊き出しでゴール後は新居浜名物の秋月のじゃこ天、豚汁のふるまいやゴール後にはすぐにスポーツドリンクを手渡してくれました。
走り終えたら即座に完走証も発行してくれます。
参加賞の景品も ウエストポーチ(スマホを入れて走れるサイズ)、フェイスタオル、温泉施設の無料券、充実しています。
サクッと参加して、ゴールしたらサクッと帰る。
半日でマラソンを楽しんで、残る半日を温泉やフラッと観光するのもいい楽しみ方だと思います。

制限時間がハーフで3時間というのも、途中でしんどくなって歩いたりしても十分ゴール出来るので、気軽にチャレンジ出来るのもお薦めポイントです。10K程度走れるという方は気軽にチャレンジしてほしいと思います。

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