フードロス0のアート体験をみんなで創ったZERO未来合宿
フードロス削減BOX「fuubo」を展開し、フードロス問題に取り組むスタートアップ 株式会社ZEROの全員での未来合宿を合宿人で企画・運営・ファシリテーションさせていただきました。
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今回の未来合宿を実施する背景としては、共同代表の四辻さんから、
「組織文化の土台を早いうちから作っておきたい。自前で適当にやるよりもプロにお願いしたい」とのことで合宿人へ依頼いただきました。
事前にもてけんとの1on1のコーチングセッションを実施して、各自の価値観(want to)や今後のチャレンジを設定してから合宿へ臨みました。
創業者で共同代表の沖杉さんからは、
「もっと楽しく働いて欲しい、今回はとにかく楽しい合宿にしたい」
とのことで、それぞれにとっての楽しい要素を合宿に持ち込むというのを大事にしました。
みなさん到着すると大きなクーラボックスを中心にすごい荷物w
場所は、とにかく楽しむということにおいてはもってこいの、
千葉の九十九里のTHE Beach Side Base(BSB)。都内から近いおすすめ合宿場でもご紹介している、
上質工具セレクトショップ、ファクトリーギア(株)のラボ的な研修施設です。海まで徒歩5分の立地に、サウナとプールと芝生とガレージがあってまさに大人の遊び場感満載で最高の合宿場です。
日中は、チェックイン「どんな合宿にしたいか?」のシェアに始まり、
ストーリーテリングで、各自がこれまでの人生で大事にしてきた価値観にまつわるストーリーを語り、それに対するポジティブフィードバックをポストイットに書いて身体へ貼っていきました。
それから、未来年表で我々が実現したい理想の未来の要素を出していきます。今回は未来ディベートを実施。我々の未来は「明るい」派 vs 暗い派 に分かれて、意見を闘わせていきます。
未来はポジティブに描きたいのですが、ポジティブばかりに偏ると、ネガティブ面を見ないようにしたり、リスクに気づけなくなってしまうため、ポジ/ネガの両面を出すことが大事です。
また、そもそも日常において、意見を健全にぶつけ合うということをやったことがない人が多いため、この体験自体がとても刺激的で気づきに溢れます。
上司が明らかに論点をずらしているのに、上司の雰囲気に呑まれて意見が言えなくなってしまうことなんかも起きました。こういうことは日常茶飯事であることも、ディベートという健全なルールに基づいた中で行うことで、自分の主張を論拠と共に述べる、反論するということのトレー二ングにもなり、とてもおすすめです。
アート体験と化した食へのこだわり
フードロスの削減に取り組むZERO社の合宿なので、今回は特に合宿における「食」体験を工夫しました。
まず、到着してからのランチでは、元イタリアンシェフのスタッフによる美味しいパスタ。
それから、夕食は、合宿の飯といえばこの人である、荒谷さん企画による、食のアート体験。
グリルした野菜や肉とソース・調味料が各自に配られ、テーブルをキャンパスに見立てて、みんなで盛り付けていきます。合宿は「みんなで創るアート体験」と言ってますが、まさにそれを体現されていました。
日中のセッションで言葉で議論や対話をするのももちろん大事なのですが、合宿のように、時間と空間を日常から切り離した環境では特に、このように非言語でのコミュニケーションや体験もとても大事だと考えています。
夜はしゃいだ後の焚き火対話がいい時間に!
食体験の後は、「とにかく楽しみ」というテーマのもと、サウナにプールと存分にはしゃいで楽しみ盛り上がりました。その後は、自然と焚き火を囲む感じに。
ここで、昼間のセッションでは中々話しにくかった、ぶっちゃけ聞いてみたいことや、実は私こう思っていますという自己開示が起こり、火を囲んでまどろみながら、向き合ういい時間に。
このいい感じに向き合うのって、日常の会議室や飲み会では難しんですよね。これも合宿ならではの醍醐味ですね。
小さなリーダーシップから生まれた社技、相撲大会
2日目の朝も、面白い展開は続きます。
朝は海まで散歩に行くことを予定していたのですが、9月半ばの残暑の季節で、8時には既に外は30℃超えで暑いという状況。
代表の1人が暑いから海行かなくていいよーという声に、メンバーの1人が「いや、海行きたいです!行きましょう!」という強い意志を表明します。
そしてみんなで海に行くことに。これも小さなリーダシップですね。
そうして海に出てみると、とても九十九里の海がとても美しい眺めで、海に来てよかったねーとみんな言いました。
しばらくすると、沖杉さんが砂浜に、大きな円を書き出しました。まさか、そうこれはどこからどう見ても「土俵」でした。
砂に土俵が書かれたら、やることは1つ、「相撲」しかありませんよね。
ということで、誰が意図したのか?相撲大会が始まりました。
女性同士も本気でぶつかり合い、最後は代表同士の真剣勝負となり、沖杉さんを倒して四辻さんが優勝。
こうしてZERO社の社技が、合宿から生まれた瞬間となりました。
社技というのも、組織のカルチャーを表現する1つの要素だと思っていて、これが意図せず自然に生まれるというのも面白いですね。
それ以外にも、次回の合宿地を決める人を、スリッパ飛ばしで決めるなど、思い切り楽しみ。
そしてラストの昼食では、合宿でもフードロスを体現するために、最後は残った食材を荒谷さんが煮込んでカレーを作ってくれて、その名も「ZEROカレー」、みんなで美味しく平らげました。
最後は、お決まりの2日間の未来合宿を経て、理想の未来に向けてどんなチャレンジをするか?を出し、お互いにチャレンジを遠慮なくブラッシュアップしていきました。
特に今のZERO社のようにアーリーフェーズのベンチャーでは、
役割をきっちり決めて業務をこなすよりも、とにかく日々起こること、変わることに、わちゃわちゃとみんなで協力して柔軟に仕事を進めていくのが大事だと考えており、それを体現するような素晴らしい合宿となりました。
1度限りではなく、今後も続けていきたいとのことで、合宿とともに個人と組織の成長していくのを合宿人としても応援していきたいと思います。
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