「多様性の尊重」と「すたれゆく方言」
「多様性の尊重」がブームのようです(笑)
https://note.com/gashin_syoutan/n/n091cf2519689
「みんなのやっているようにしなければ」とばかりに、猫も杓子も多様性を唱えるのは結構なのですが、足元を見直してみませんか?
オルテガ・イ・ガセットが『大衆の反逆』の中で言っています。
大衆とは「自分では何も考えず、みんなと同じであると感じることで安心する人」と。
流行しつつある兆候を現実のものとするのが大好きで、どんな時にも関心の対象を無責任に取り換えているのが大衆だ、とオルテガは指摘しています。
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税金は正しく使われてる?
https://note.com/nagata_s/n/n05cf7e17493e?magazine_key=m12c53351f388
オイラが尊敬するながた師範に以前、教えて頂いた情報。
2018年に放映したNHKの「おはよう日本」で映された宮崎県にある私立高校「日章学園九州国際高等学校」の入学式の様子。
中国人生徒167名に対して、日本人生徒はその1割弱の16名。
「学生の皆さん、中国人民に深く敬意を表します」と中国語で話す校長や、中国国家を歌う生徒たち、日本の国旗と中国の国旗が並べられている体育館などが放送されました。
16名の日本人生徒は、そんなことになると知ってて入学したのでしょうか?
なんか、肩身が狭いですよね。
北海道東川町は、留学生を対象に「授業料の半額負担」「寮の家賃補助」「毎月8000円のカード支給」などの取り組みをしているとのこと。
ただし、これまで定住した外国人は2人だけ。
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日本人なのに
日本人学生が借りている大学に通うために借りられるのが、「奨学金」制度。
https://note.com/n46_saka/n/n82b8ec60b1c7
独立行政法人日本学生支援機構の調べでは、2019年度に奨学金を借りた人は37.5%。実に、2.7人にひとりが奨学金制度を利用している状態。
そして、新しい奨学金制度が2020年からスタート。
これまでのように保証人を立てる「人的保証」がなくなり、保証機関に保証料を支払う「機関保証」に一本化。
ただし、借りた本人が「返済不能」になると、保証機関が代わりに支援機構へ残額を返済し、その債権を回収会社に売り渡す形になるだけで、奨学金を借りた本人の借金がなくなるわけではありません。
誰が見ても、定住しない外国人より大事にされているとは思えませんよね。
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多様性ってなんですの?
そもそも270億もの税金を投入して外国人は守るけど、日本の学生は守らないってのも多様性の一環?
中国「人民」に感謝して中国語で校歌を歌うのが、多様性を尊重するってこと?
それなら、青森県の学校の校歌は青森弁で、宮崎県の校歌は宮崎弁で歌うようにしてはいかがでしょう?
方言を守りましょうよ、方言を。
多様性を認めるっていうなら、方言をなくしたり、方言で生活する人をかわいそうとみなす風潮に異を唱えませんか?
オイラが、情報弱者のせいかもしれませんが、地域のアイデンティティの放棄、理想化された都会人との一体化という最近の風潮に警鐘を鳴らす主張を聞いたことないんですが(笑)。
日本で暮らしながら、日本文化に敬意を払わない外国人のアイデンティティを尊重することが、多様性の尊重ってものなのでしょうか?
オイラの提言なのですが、多様性を尊重するのであれば、双方向性でおねがいします。
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グローバル人
https://note.com/gashin_syoutan/n/nc1b0f45bcaba
日本の奨学金を受けている学生が、「日本『人民』に深く敬意を表します」と日本語で礼を言いたいと思いたくなるような国、町であってほしいものです。
グローバルな人にお願いですが、方言も大事な日本文化ですから、日本の方言でお礼することも多様性とみなしてくださいな。
「外国人に参政権を与えないと、住みにくい国になる」と脊髄反射的に言う人からして見れば、「洗練されたグローバル人」になれない時代遅れのの輩(やから)ってところなんだろうなぁ、オイラなんて。
オイラは、ランディー・チャネル宗榮さんの生き方に共感します。
国籍、性別の隔たりなく客人をもてなす茶道の心を世界へと伝え続けるランディーさんのような人こそ、グローバルな人と呼ぶべきでしょう。
オイラも、自分では何も考えず、みんなと同じであると感じることで安心するただの大衆とならないよう、ランディーさんのように日々研鑽してまいります(笑)。