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感染率と的中率

「例のあれ」、現在の患者数は約7万人。人口1億2千万人で計算すると、感染率0.058%

3月の記事

PCR検査の感度は 70%、特異度は 99.9% なのだそうです。

わかりやすくするため、現在の我が国の感染率 0.05% に置き換えて計算してみましょう。これまた、わかりやすいように、健康な10万人にPCR検査を実施したと仮定します。

すると感染者は50人となり、感度70%の検査ですから、35人が陽性と判定されます。

感染していない人の数は、10万人から感染した50人を引き算します。特異度が99.9%、つまり偽陽性率は 0.1%ですから、正しく陰性と判定されない人が99.95人

「感染していて検査で陽性」の35人を、偽陽性を含めて検査で陽性と出た 134.95人で割ると、的中率は約 25.9%

要するに、感染率0.058%の我が国においては「検査陽性者4人のうち3人は感染していない」んです。的中率が低く、不安にさせるだけの検査に意味あるのでしょうかねぇ^_^

これが今の20倍の感染率1% となると話は違ってきます。感染者が1000人となりますから、700人が陽性の判定。感染していないのに陽性と出る偽陽性99人的中率は一気に、87.6%に跳ね上がります。

現在の段階で「新型コロナ対策に対する政府の分科会」は、無症状で感染した可能性が低い人に対してPCR検査を推奨していません。だって、今の感染率で検査しても、的中率が低いの、わかってますから。

マスコミさんよ、「的中率の低い検査」の希望者を増やすキャンペーンより、「感染率を高めない」キャンペーンの方がいんじゃね(笑)。

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