赴任後、、、
JICAボランティア派遣事業とは。
JICAボランティア派遣事業は、国際協力の志を持った方々を開発途上国に派遣し、現地の人々とともに生活し、異なる文化・習慣に溶け込みながら、草の根レベルで途上国が抱える課題の解決に貢献する事業です。草の根レベルであっても、その活動は途上国の政府や政府機関、あるいは公益性を追求する非政府機関の活動となる点が特徴です。
ウランバートル市内にあるプライベート病院に派遣されました。
モンゴルではプライベート病院派遣は初の試みだそうです。
要請内容は、現地スタッフとともにリハビリをする。家庭病院へのセミナー等でリハビリテーションの認知度を高める。自宅でできるリハビリを提案する。等々。
上の写真は、世界作業療法士の日のものです。
ポジショニングについて講義しています。対象は、当院スタッフと患者さん。
日本では「世界〇〇の日」に何かをすることはありませんでした。
モンゴルはこういった日を大事にしているようです。
日本で使われているガイドラインをモンゴル語に共同翻訳しているところです。
私が一番お世話になった上司から教えてもらいました。
「まずはガイドラインとプロトコルを知りなさい。」
「定義をきちんと理解すること。」
リハビリテーションは、結構目に見えないものを扱います。
例えば”運動感覚系” ”空間認知能力” ”皮膚より深部の軟部組織の状態”など。。
目に見えるものよりも、とても実感しにくいと思います。
だからこそ曖昧しやすい。だからこそ指標を使いましょう。
とても納得しました。モンゴルで使ってます。
月に一度の勉強会が当院で開かれています。
おそらく施設基準的なものだと思われます。リスニングが合っていれば。
当然全く聞き取れず、理解もできませんでした。
教育の方針のせいか、PPTは文字だけで作られていることが多いです。
学校では書字をひたすら行い、暗記をするのが普通と後から聞きました。
とある日の昼ごはん。
蒸し餃子をボーズと呼びます。モンゴルのソウルフード。
とある日の昼ごはん。
モンゴルは蒸し料理が多いです。野菜丸ごと蒸します。
とある日の昼ごはん。
前述した蒸し餃子の中身がホルモンになったバージョンです。
モンゴルではおもてなしにホルモンを。の習慣があるようです。
結構おいしいと思いましたが、他の日本人の方々には不評です。
序盤から文化の違いをとても感じる走り出しでした。
日本の常識に囚われていて、当初は憤りを感じる場面も多かった記憶があります。
例えば、
・時間を守らない。極寒の中に放置される。
・仕事中の携帯電話。説明中に電話に出る。
・診療の雑さ。痛がっているのを見ずにストレッチ。
・約束を守らない。提出期限に遅れてから動き出す。
日本ではありえないことが多く起きます。
慣れはしませんが、予測して働きかけるようになりました。
日本は必要以上に管理されている。と感じる時もありましたが、それはトータルで見ると効率がいいんだなと改めて感じます。
現地スタッフの一言
「首都を見ると本当に途上国か疑うかもしれない。でも”予測して行動すること”にとても欠けているのが途上国。」
次は”モンゴルの休暇”