見出し画像

【中学受験】校風について

繰り上げ合格連絡が
ひとしきり終わり、
今年の中学受験シーズンも締まりましたね。
これから受験後の皆様は招集日を迎え、
入学準備に忙しくなる時期かと思います。

ここで気になるのが校風。
実際に中高一貫校に通う息子と、
同じように様々な中高一貫校に
お子さんを通わせているママ友の話も踏まえ、
共有させていただきます。

このようなマトリクス、
受験校を調べる際に
一度は目にされた方も多いと思います。
特に、管理型か放任型か、というのは
お子さんの性格によって合う合わないがあり、
気にされることと思います。

ここで気を付けたいのが、
「管理型か放任型か」という話の内容が
生活面の事か、勉強面の事か?
でちょっと意味が違ってくるという事。

勉強面の放任型は
優秀層の集まる学校で多く、
そもそも自己管理ができていないと合格できないだろうから
手取り足取り管理しなくても大丈夫、
というスタンスだと思います。
中には、順位や平均点などの指標すら出さないと言う学校も
放任型では多くみられます。

この場合、学校内での立ち位置が分からず
宿題も出たり出なかったり、
出たとしてもやったりやらなかったり。
自分でどんどん学習するタイプのお子さんは
この方が自由でいいかもしれませんが
親が心配のあまり鉄緑会などの塾に通うことになり
中高一貫校のメリットが薄れる…
というケースもあるようです。

逆に、勉強面での管理型は順位や平均点などが公開され、
場合によっては親に直接連絡が入る学校も。
成績が満たないと
追試や補修をガンガン入れられます。
お尻を叩かれないとやらないお子さんにはいいのですが
勝手に自分のペースで勉強するほうが
血肉になりやすいタイプだときゅうくつに感じますね。

このあたりはお子さんの性格もですが、
中学受験時代にどのように勉強してきたか?
にも左右されるところもあると思います。

中学受験塾は大量に宿題が出されますが
親や家庭教師、場合によっては子供本人が
宿題の内容を取捨選択して
やるもの、やらないものを分けている事もあったと思います。
また、志望校や得意不得意によっては
やらなくてよい単元や
注力する必要のない部分もあったと思います。
入った学校のカリキュラム次第では
そのまま中受塾の流れでOKな場合もありますが、
基本的には学校なので、出された宿題は必須、
テストでも基準以上の得点が必要となるので
入学後にそのあたりのチューニングも必要です。

また、高い進学実績を誇っている学校も
実は上位層だけに注力しており、
下位層は基本放置で
自分で塾に行って勉強してね、というところも。
逆に手厚い学校は
成績不振の子の追試や補講で
底上げしていってくれますが、
上位層には少し物足りないという事もあるようです。

難関校の上位層は勝手に勉強する子が多いようですが、
中にはサボり倒してしまい
高校に上がってみると基礎ができておらず
中学レベルから勉強をやり直すハメになった、
という話も聞きます。

生活面については
勉強が管理型でも生活面はおおらかなところも
多くあります。
勉強はしっかり管理されていても
生活面で自由度が高いと
あまりストレスにならないケースが多いようです。
ただ、勉強面も管理、生活面も管理、と
ガチガチにやる学校もあり
そういう場合はある程度ハードさはあります。
勉強面で放任型であれば
生活面も自由でのんびりした雰囲気があるので
過ごしやすいように思いますが
親が目を光らせておかないと、
という印象です。

ついつい「中学校」という切り口だけで
校風を判断してしまいがちですが
勉強面と生活面それぞれどのような方針の学校なのか、
それを確認した上で
お子さんが公立の小学校からか、私立の小学校からか、
塾の雰囲気はどうだったか、
お子さんの性格は、なども含め
複合的に判断し、
親も様子をみていく必要があると思います。

いいなと思ったら応援しよう!