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2023年8月に読んだ本

 こんにちは。

 半年どころか約1年ぶりに、noteの更新を再開することにしました。
 今までもこれからも、毒にも薬にもならないような記事を書いていきたいと思います。またどうぞ、よろしくお願いします。

 そんな復帰1発目の記事は、2023年8月に読んだ本の感想です。


1. 頭がよくなる思考術

 物事の考え方・捉え方から、それを知識としてどう蓄えるか、そしてそれを活かしてどう問題解決へ繋げるかといった一連のいわば「頭の使い方」について解説した一冊。
 一章一章が短く、簡潔に書かれているので読み進め安く、それでいてストンと腑に落ちる感覚があるというか、とかく説得力が強いように感じました。
 全編通して書かれている「物事の考え方」は仕事にも応用が利く、というよりも所謂「仕事が出来る」人の考え方に近いんじゃないかと。
 ただ、全体的に強めの文体でかつ断定調で書かれているので、人によってはやや攻撃的に読めてしまい、思わぬダメージを負いそうかな?と思ったり。
 読むのは、しっかりと受け止められるだけの精神的余裕がある時をおススメしたいです。

2. 誰も教えてくれないお金と経済のしくみ

 身近な話(ミクロ)から国家の経済政策(マクロ)まで、社会とお金の関係について分かりやすくまとまっている一冊。
 お金のあれやこれやについて様々な実例が出てくるのですが、筆者が肯定も否定もしないという立場で解説をしてくれている点が、フラットな考え方・知識を提供してくれていると感じられて良かったのではないかと。
 この本を読み終わってから、意外とというかやはりというか、自分自身、身近なお金から仕事にも影響を与えかねない世界的な経済事情まで、知ってるようで何にも知らなかったんだな……と改めて感じました。
 余談ですが、執筆当時の話とはいえ1ドルが110円台という水準に腰を抜かしそうになりました。数年後は1ドルが145円ですよって言っても当時の誰も信じないだろうな……。

3. 世界史を大きく動かした植物

 人類の歴史を植物の存在からひも解く、非常に面白い観点から書かれた一冊。
 ジャガイモ飢饉や金と交換される胡椒、のような有名な話から、小麦や稲、果ては桜まで、世界の歴史の裏にあった植物の存在が読みやすい語り口で書かれていて、どんどん読み進められました。
 「その植物が持つこういった特性がこう作用したから歴史的なこの事件が起こった」的な話はちょっとしたミステリを読んでるような気分も味わえるのではないかと。
 自分の中で最も印象深かったのは最終章に書かれていたトウモロコシ。この本を読むまでは特に何とも思っていなかったのですが、書かれていることを改めて考えると本当に不思議な植物だな……と思わずにはいられなくなりました。
 宇宙から来た、と言われても今なら信じてしまいそうです。

終わりに

 8月中旬くらいから読書熱が沸き上がってきたので、kindleくんが大活躍の半月になりました。
 9月も引き続きジャンル問わずの雑食で色々読んでいきたいところ。

 それではまた。

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