イタリアワインについてざっくり①
イタリアワインは、ワイン通の方やプロのソムリエさんでも難解で複雑な世界と思われている印象があります
土着品種が多いし、ワインの名前も長いし、ラベルも読みにくいですよね
逆にイタリアワイン好きの方はマニアックな方が多くて、ワイン=イタリア!イタリアがさいこうッ!イタリアワインさえあればオッケー!という方が多く、深く愛されています
わたしもイタリアワインが世界一好きですが、イタリアワイン以外も好きです
イタリアワイン好きと、それ以外の方とを客観的に見ていて思ったことは、ベクトルやテンションが違うなあと
イタリアワインの歴史を見ていると納得する部分があります
伝統はフランスより長いので、プライドも自国のワインに対する愛も自信もたっぷりなのですが、いい意味で他の国の良い所を取り入れてモノにしてしまうのがイタリアのいいところ!
とりあえずイタリアざっくり知っておくべき!と思います
気候、地形、土壌
20州あるイタリア
日本より北に位置していますが、暖流の影響で温暖です
とはいえ、とても細長い国で、北から南まで1300キロくらい伸びていて、多様な気候を持ちます
日本に置き換えて考えたらわかりやすいです
北海道と沖縄、全然違いますよね
北と南だけでなく、東と西でも違います
イタリア半島の真ん中をアペニン山脈が通っていて、海→平野→丘→山という変化が狭い範囲で急激に起こるのです
土壌もいろいろなのですが、火山性の土壌多いです
活火山がバリバリ元気なところもあります
歴史
150年くらい前に統一された国なので、自治が認められていたり、イタリア語話してなかったり、地方の特性が残っています
オーストリアっぽかったりギリシャぽかったり、アフリカぽかったりフランスぽかったり
みんなが思い描くイタリアのイメージは南イタリアのナポリが強いですよね
トマト!オリーブオイル!みたいな
そんなイタリアをひとくくりにするのは難しいですよね
ブドウ品種
たくさんありすぎてとても書けません
土着品種がたくさんあるし、国際品種も伝統的に作ってるし、同じブドウなのに同じ州内で呼び方違ったりするし…
それを楽しいと思えればイタリアワイン飲む才能がありますね!
ワイン法
今は管轄がEUです
①保護原産地呼称ワインのDOPか
②保護地理表示ワインのIGP
③ヴィーノ(イタリア語でワインという意味)
この三段階ですが、それ以前はイタリアでは
DOPに当たるDOCG、DOC、
IGPに当たるIGTという言葉を使っていたので、今はどちらを使ってもどちらも併記しても良いようです
わりと旧の言葉を使うことがおおいのでおぼえておきましょう
ヒエラルキーでいうと
DOCG>DOC>IGTという感じです
ヒエラルキーに価格が反映されないのがまた面白い
ワイン用語
もちろんフランス語でも英語でもないので、耳慣れない言葉がたくさん
例えば、シャトーやドメーヌやにあたる〇〇醸造所だと
テヌータとか、ファットリアとか、アジェンダ・アグリコーラとか、カシーナとか、カーザ・ヴィニコラとか、ポデーレとか、地方などでちがいます(涙)
ヴィンテージは、ヴァンデンミアやアンナータ、ミッレジマート
ワインのラベルを読みとく癖をつければなんとなくわかるようになります
次回は州別に見ていきましょう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?