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#33 『パーフェクトな意思決定』 安藤広大 / ダイヤモンド社 2024

こんにちは!
会社のモヤモヤを読書で解きほぐしたい
40代ワーママのKです。

主に仕事用に読んだビジネス本の記録を
投稿しています。

人は間違える。この世に、つねに正しい人はいない。誰でも失敗を犯す。それに、人は時間とともに考えを変える。

それなのに、なぜ、過去と同じ考えを持ち続けないといけないのか。矛盾が生まれることを責められるのか。

水のように、しなやかな意思決定こそが大事なのだ。

『パーフェクトな意思決定』安藤広大

『数値化の鬼』『リーダーの仮面』『とにかく仕組み化』安藤広大氏の識学シリーズは、過去に手にとってみたかたも多いのではないでしょうか。

ちょっと軍隊?ぽい、感情を排した考えかたは、自分の価値観と相容れないところもありますが、目的達成に向かう効率性や効果には参考になるところも大きいので、今回も楽しみに読みました。

【読書メモ】

意思決定のためのマインドセット5

  1. 一つの決断には必ず否定的な意見が出る 価値観の違いを認めて割り切る

  2. 決めた人が偉い 決めてもらった人は責める資格はない それは後出しジャンケン

  3. 人は現状維持を好む 明確な反対意見か変わりたくないのか混同しない

  4. 保留・検討には機会損失がある 何も失っていないように見えて見えないコストが発生している

  5. 選択肢は可能性 だから持っている心地よさがある 先延ばしの心地よさから脱する

責任と感情がなければ判断は簡単にできる。責任を引き受け、感情を切り分けるには。

1. 修正を当然とする 修正は成長

  • 仮説を立て検証し失敗を認めたら修正する

  • 仮説で一旦結論を出すクセをつける

  • 感情を横に置いて論理的に判断する

  • 損失回避バイアス、サンクコスト効果、バンドワゴン効果

  • 自分にとって都合の悪い指摘を受け入れる

  • 決めたことは全力でやる、そうしないと決めたことの効果がわからない

  • リーダーの意思決定の評価者はチームメンバーではない、上司・上司の上司・お客様である だから意思決定の材料が100%揃うことはない

  • 迷ったら、未来の自分と組織が得するか問う

  • 即決の箱、情報収集の箱、いつ決めるか決めておく箱に分ける

2.問題の解像度を上げる

  • 問題は小さく分解 行動レベルまで 責任に応じた問題に取り組む

  • 合理的に賢く考えたければ時間的余裕を作ること 一時間集中して考えれば満足できる

  • 会議では最初に意思決定者を決める

  • 担当者は責任者が持っていないネガティブな情報を伝える義務がある

  • 反対意見は人格否定ではない

  • 重大な意思決定をするときはとくに一呼吸おいて感情を整理し冷静に論理的に

3.情報のノイズを取り除く

  • 情報には事実、根拠、ロジックがある

  • 誰が言ったか、曖昧な表現、人の主観、生声の印象に惑わされない

  • 因果関係を間違えない ひとは都合の良いストーリーを作りがち

  • 職場で飛び交う話の中から事実を拾う 感想レベルのノイズはスルーする 何でも解決しようと抱え過ぎない

  • 意思決定には責任と権限の一致が大前提 意思決定は上司の責任、部下には実行の責任

  • 頼りにされると重要感を覚え自尊心が満たされる 部下のために権限を与え任せる 自分が何を決め何を決めないか線引きをする

4.最後は勇気

  • 不確実性からは逃げられない どんなに理論で考えてもやってみないとわからないところがある

  • 言い訳を捨てる 事実に基づいて意思決定をし、最後は勘に頼るならそう明言する

  • タイミングで判断は変わる 自分の中に一貫性があればいい それに第三者の理解は不要

  • 間違いを認める勇気をもつ 間違えても自分の価値は変わらない

  • 失敗を許容するチームになるには、”次はどうすますか?”と淡々と確認する上司になる

  • 意思決定に重要なのは、賛成の人数や全員の同意ではない 現場からの”しんどい””つらい”などの感想レベルの不満に負けない


ここ一、二年、私の人事評価には ”自分がリーダーになるイメージを持て” “いずれチームを牽引する立場になる準備をしろ” 的なことが書かれます。

会社には女性管理職の割合目標もあり、昇格の追い風がまわりに吹いていることをひしひし感じます。

私は誰が見ても一番乗りで駆け出すタイプではないので、まだそのお鉢は回ってきません。とはいえそのときが来るのは時間の問題のような気がします。

期待が重い…でも、自分なりの管理者像は積み上げていこうと思います。

いまも日々、小さな意思決定はもちろんありますが、管理職になったらそれが業務のメインのひとつになるのでしょう。そのとき、判断の根拠を論理的に説明できる必要があることは理解できます。

私も誰かの適当な判断には従いたくないし、上司が感情に流される姿は見ていて納得出来ませんから…

これまで、上司の決定に不満があることももちろんありました。同僚と愚痴も批判もたくさん言いました。でもそこから進歩がないのはとても嫌だった。

だから、相手を選んで愚痴を言うようになりました。批判の中から改善の糸口を見つけられるように、事実を確認し、頭の中を整理できる相手を。

最近は、ネガティブな情報も自分の意見も、以前より臆さず上司に伝えられるようになってきました。それが職場を良くする可能性のひとつであるならと思って。

以前は感情的な対立を懸念して発言を躊躇することが多かったことを思うと、自分も少し進歩したかなと思います。

今年もインプットとアウトプットと行動を繰り返したいと思います。

年の初めに良い本が読めました!



ではまた。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!

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ワーママKのビジネス読書メモ
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