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「売りたいお茶」が「買いたいお茶」になったお話。

AKOMEYA 皐月のお茶会

風薫る5月、新茶の季節だ。
ゴールデンウィーク明けから、お茶の販売アルバイトをしている。
期間限定のポップアップストアで全国各地のお茶を取り扱う。
その数なんと48種類。
茶(カメリア・シネンシス)という1つの植物から、こんなに多様なお茶が産まれることに感動。
どのお茶も、みんな美味しいので、ぜんぶ売れてほしいなあ。

ワークショップのお手伝い 

お店の開店前にミーティングをして、その日「推し」のお茶を確認。
とはいえ、年に1度の新茶シーズン。やっぱり新茶はアピールしたい。
初日、水出し茶の試飲でお客様の反応を見た。
煎茶、玉緑茶、天日干し茶の3種。
お茶好きの私は、当然、煎茶が一番ウケるだろうと予想していた。

ところが、ダントツに飲まれたのは玉緑茶。
近年、日本人の味覚は変わってきていているそうだ。
うま味・渋み・苦味のハーモニーよりも、香りと甘みのフレッシュな味がお好み。

日本茶マイスターの社長は、この変化も、お見通しだった!
「やっぱりね。ここは、荒茶をアピールしましょう」

新茶の季節のお楽しみ「荒茶」

この時期ならではの、市場には通常なかなか出ない「荒茶」。
茶畑から摘み取った新鮮な茶葉を、完成直前の状態で販売する。
フレッシュな爽やかさを楽しむお茶だ。

荒茶を冷蔵庫でひと晩、水出し茶に仕込む。
翌朝の試飲に出したところ…
なんとまあ、荒茶が売れる、売れる、売れる!

お店が売りたいモノとお客さんが買いたいモノ。
さらっと上手に重ねる社長、ステキ…。
ステキな社長のすてきなお店、ティーフート。
ドリップバッグやスパイスとのブレンドで、日本茶の新しい可能性を発信中です!!

美味しいお茶を飲みながら、誓う。
私も「書きたいこと」と「読まれること」を重ねられるライターになるぞ!


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