ドードー/ディグダ/コイルよ、お前たちはみな将来3つ頭になるけど、それが本当になりたかった姿か?
ポケモンには進化というものがあります。
時にトレーナーのエゴ(進化すると可愛くないや技を覚えさせたい等)によってその進化が妨げられる残酷な面も持ち合わせているあれです。
進化していないと、同期の同種たちからは「あいついつまでも進化してないじゃんよ〜」とからかわれたりしているかもしれません。会社の昇進みたいなもので世知辛い側面もあるような気がします。
人間については昇進できなくても別の会社に行くなど、逃げることができますが、進化できないから別のポケモンになる、なんてことはできません。
特殊な例を除いて将来をほぼ一つに義務付けられているのがポケモンとなると、楽かもしれませんが、息苦しさも感じたりするのでしょうか。
その中でも特に「お前たち大丈夫か・・・?」と感じるのが「ドードー」「ディグダ」「コイル」たちです。
まずシンプルにある程度成長してから頭が増えるのがしんどそう。しかも+2。
成人してから別人格?が常にいるようになる、というのはなかなかストレスに違いありません。
イライラしても結局自分に当たるだけなので、攻撃もできず、手段も
頭突きくらいしかない。これはキツい。
そしてもう一つ。彼らを見ると、
とか思ったりします。
特に不安なのはドードー。
手や羽が本来あってもいいんじゃない・・・?というポジションにもそれはなく、頭数が増えて顔がヤンチャになるだけ。
描写だけ聞くと上京して調子に乗り始めた若者のようですね。
ダグトリオは頭が増えても顔は優しいままなのですが、ドードリオは急に顔まで変わっちゃうのです。
・・・なんでドードリオは顔がイカつくなるんですかい。
これは思うに進化と同時に覚える技が関連していると思うんですよ。
それがトライアタック。
これまでは「みだれづき」とか「でんこうせっか」とか攻撃力がさほど高くない技で生きていたところに、突然威力80の「トライアタック」。
しかも場合によっては状態異常というサイドメニューもついてくるお得な技。
これは調子に乗ってまいますわな。ノーマルタイプなのになんでか凍らせられちゃったりするわけですもん。
今までチャリしか持ってなかった高校生が車の免許を取ったようなもんです。
そりゃあ前髪だってあげちゃいますよ。
対してダグトリオは進化時に覚えるのは「すなじごく」。
ブイブイ言わすにはちょっと物足りない感じがします。
「名前ですごいと思ってたんだけどな・・・」という顔にも見えますね。
しかし、進化時同じくトライアタックを覚えるにも関わらず、涼しい顔をしているのがレアコイル。
おいおいクールだな。
昔はこいつがいると半径1キロ圏内を2度上げるやつだっただろ・・・?
涼しい顔して気温を爆上げしているのが地味に恐ろしいですね。それであの顔ですよ。恐ろしい・・・。
・・・でもこれってみんななりたかった姿なのか・・?
ドードリオはイキリたくはなかったし、ディグダは逆にヤンチャしたかったかもしれない。コイルも半径1キロを2度あげたかった、ということはない気がします。
生まれついて将来が決められているのは難儀なものですね。
まあ人間もどこまで行っても「赤ちゃん⇨成体⇨老人」の3進化しかないので似たようなものではあるかもしれないですね・・・。
ただ、人間も大枠は3進化だけど、職業はある程度何にでもなれる、と考えると、ドードーたちも進化先の中でどうなろうとか考えてたりするのかも。
決められた枠の中でどれだけ楽しめるのか、彼らはそれを教えてくれているんだなあ()。
以上です。
ポケモンについてはこちらの記事でも書いています。
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